みなさん、こんにちは。海外太郎です。今日はボージョレ・ヌーボーの解禁日ですね。
先週はパリで同時多発テロが起きてしまいましたが、今夜はワインで「献杯」するのなんていかがでしょうか。

「海外FXのカード出金や銀行送金はスピードが遅い」

これ、よく言われることですよね。カード入金、Netellerでは国内業者のクイック入金と比肩するくらいの
早さになっていますが、カード出金と銀行送金はどうしても遅いと感じてしまいますね。それは事実です。

FXに限らず、日本式の顧客対応は世界一だと思います。細かな気配りや空気の察し方なんで、文句のつけようがないです。
そういう日本式接客に慣れていると、海外FX業者の対応は、ストレスに感じてしまうかもしれません。

海外FXの世界に長く身を置く私としては、業者側に悪意がないのに、「出金が遅い、詐欺だ！」と言われてしまう状況を
ちょっとあんまりだなと感じています。。。ですので、どうして入出金処理が遅れるのかについて、
私が知る限りの事情を書いてみようと思います。

事情1：入出金の社内処理をマニュアルでやっている

国内のクイック入金に慣れている方にとってはショッキングかもしれませんが、
海外FXで自動入出金反映システムを導入している業者は少ないです。

ファイナンス部門とコンプライアンス部門が、日々受け取る入出金リクエストを精査してOKが出てから、
マニュアルで処理をしているのです。海外の金融当局はマネーロンダリングや不正送金などを厳しく取り締まっています。
ですので、ブローカー側も入出金リクエストを1つ1つ入念にチェックして処理しているのです。
だから、入出金処理に時間が掛かるわけなんです。

事情2：カードでの出金は特殊

クレジットカードでの入出金は、ショッピング枠を使用しています。
ですので、カード出金はショッピング枠のキャンセル扱いになります。
海外FX業者からカード会社にキャンセル処理を連絡するわけですが、
締日の前なのか後なのかで、出金処理完了のタイミングが変わります。

締日前なら、引き落とし前なのでキャンセル処理が比較的簡単にできるわけなのですが、
これが締日以降で引き落とし額が確定してしまっていると、ショッピング利用額の引き落としが行われた後、
返金という形で出金がされます。なので、時間が掛かってしまいます。

事情3: 海外銀行送金だから

これはそもそもの話になるのですが、海外業者の顧客資金受け入れ口座は海外の金融機関に存在します。
ですので、銀行送金を利用した入出金は国際送金で行うことになります。
国内銀行同士の「振込み」なら即日着きますが、海外送金は数営業日どうしても掛かってしまいます。
これも事情の1つです。

事情4: 悪徳業者の可能性

最後の理由はあくまでも可能性としての話ですが、それは、
その業者がそもそも出金をさせないような悪徳業者であるということです。
過去、出金拒否をしたことで注意勧告が業界で出た海外FX業者と言えば、
ThinkForexやYoutradeFXなどが確認されています。

上記２つの理由から極端に出金を渋ったり、そもそも出金させることを考えていない、
という恐れが一部の悪徳業者には当てはまると思われます。

まとめ

大半の普通の海外FX業者では、理由1、2および3のように、
マニュアルでの処理＆厳しいコンプライアンス基準、カード出金の特殊さ、そして海外送金の仕組み、
等の事情のため、入出金スピードが比較的遅くなってしまいます。

ただし、カード入金やNeteller、そして国内銀行送金については、最近は国内業者並みの
スピードで反映されています。やはり、海外FXを利用する際にはNetellerが一番という結論になりそうですね。

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