こんにちは、海外CFDジョーです。
今回はCFDのPart2です。CFD取引と商品先物取引の違いについてご説明したいと思います。
商品先物取引とは
商品先物取引は、穀物(米、小麦、とうもろこし)や豆(大豆、小豆)、鉱工業材料の商品を将来の一定日時に一定価格で売買することを現時点で約束する取引です。
商品先物取引は東京・ロンドン・ニューヨーク・シカゴなどで取引され、CFDは海外市場での取引価格に連動します。商品先物も証拠金取引ですので、CFD取引と同じくレバレッジ取引になります。
「商品先物とCFDは何が違うの?」
と疑問に感じる方がいらっしゃるかもしれません。
では、お答えします。CFDと商品先物の大きな違いは、取引時間・取引単位とレバレッジにあります。
取引時間の違い
商品先物取引は日本時間では日中取引は朝8時45分から15時15分まで。夜間取引は16時30分から翌朝5時30分迄でです。商品先物取引は取引時間が限定されているのです。
その一方で、CFDは24時間取引が可能です。
取引単位の違い
取引単位は銘柄ごとに異なりますが、金商品先物取引の場合は1Kgになります。2017年5月9日現在、1グラム約4900円です。ですので、金先物を購入するには4900X1000=約490万円が必要となります。そんなに簡単に手を出せないという印象を持たれるのではないでしょうか。
金のCFDはもっと手軽に投資が出来ます。
金のCFD取引の場合では、1オンス(1オンス=31.1035g)からの取引が可能です。1ドル113円で計算すると、1オンス1227ドル(5月9日)なので、約13万8000円での取引が可能となります。
商品先物では、約490万の資金が必要であるのに対してとても大きな違いです。
CFDだと、ずっと少額で先物取引ができるわけです!
ポジションを持つのに必要な資金額の差は、金額で約475万円、35倍も違ってきます。小額での資金効率の面からみるとCFDの方が圧倒的に有効なのです。
レバレッジの違い
最後に、レバレッジ面の違いについてご紹介します。
海外FX会社が提供するCFD取引は、FX取引と同じく数百倍ものレバレッジでの取引が可能です(商品銘柄やブローカーによって、レバレッジ倍率は異なります)。
これに対し、商品先物のレバレッジはゴールドで約50倍、白金(プラチナ)で約28倍。さらに、商品先物取引では、急激な価格変動で追証が発生する場合があります。
CFD取引では追証の発生は起こりません。
つまり、CFD取引でマーケットレートが急落し、口座残高がマイナスになった場合でも残高を『0(ゼロ)』に戻す処理をしてくれるのです。
CFD取引可能銘柄は価格のボラティリティが大きいものも多く、レバレッジを大きくすると少ない証拠金でポジションを持つことが可能です。しかし、マージンコールに伴う追加資金の入金や強制ロスカットの可能性もあるので、ポジションのリスク管理にはくれぐれも十分に御注意下さいね。