昨日、当初の予定通り、ビットコインのブロックチェーン分岐が実施されました。ビットコイン分裂については、下記記事で簡単にまとめましたのでご参照ください。
ビットコインのハードフォークとは？ビットコインの現状について分かり易くまとめてみた｜海外FXお役立ちブログ
このハードフォークにより、ビットコインに加えて新たにビットコインキャッシュが誕生しました。今後のビットコイン取引に際しては、ビットコインと同量のビットコインキャッシュが発行されることになります。
この生まれたばかりのビットコインキャッシュが今後どのような展望を迎えるかは、ビットコインマイナー、ビットコイン取引所、私たちビットコインユーザーのそれぞれの振る舞いが大きな影響を及ぼします。
今回は私たちビットコインユーザーにとってビットコイン調達先となるビットコイン取引所の、ビットコインキャッシュに対する対応をまとめてみます。
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bitFlyer
2017年7月31日付のプレスリリースにおいて、bitFlyerはビットコインキャッシュの動向が恒久的に安定したものであると判断された場合、ビットコインキャッシュを取り扱うという方針を示しました。
ビットコインキャッシュの取扱いが決定された場合、分岐前にbitFlyerで保有していたビットコインと同量のビットコインキャッシュが付与されるとのことです。
coincheck
2017年7月29日更新のプレスリリースにおいて、coincheckはビットコインキャッシュの状況を考慮して、ビットコインキャッシュ取扱いを検討すると発表しました。
ビットコインキャッシュの取扱いが決定された場合、以下の条件を満たしているユーザーに対して、分岐日時において保有していたビットコインと同量のビットコインキャッシュを付与するとのです。
≪ビットコインキャッシュ付与条件≫
・現物のビットコインを保有している
・レバレッジ取引でロングポジションを保有している
・貸仮想通貨サービスでビットコインを貸し付けている
また、ビットコインキャッシュ取扱いに際しては、下記対象者はビットコインキャッシュの返済義務が生じます。
≪ビットコインキャッシュ返済義務の対象≫
・分岐日時にてレバレッジ取引でショートポジションを保有している
・貸仮想通貨サービスでビットコインを借り入れている
ショートポジションで持っていたビットコイン、借り入れていたビットコインと同量のビットコインキャッシュを返済する必要が生じます。
Zaif
2017年8月2日付のプレスリリースにおいて、Zaifはネットワーク攻撃への対策など安全性が確認され次第、ビットコインキャッシュを会員に付与することを発表しています。
付与に際しては、8月1日時点でZaifにて保有していたビットコインと同量のビットコインキャッシュが付与されます。
さいごに
今回は国内主要ビットコイン取引所の、ビットコインキャッシュへの対応方針をまとめました。
3取引所とも、ビットコインキャッシュが今後問題なく流通するという確証が持てて初めて、ビットコインキャッシュを取り扱う、という方針で一致しています。
しかし、ハードフォーク以降、ビットコインキャッシュの採掘状況はまだ芳しくないようで、先行きはかなり不透明なのではないかと思われます。
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