日本は三連休でしたね。みなさん、連休楽しめましたでしょうか？
変動幅は落ち着いているものの、相場は現在も活発に動いています。とくに、先週は政策金利等の発表があったポンド円が大きく動きました。
米国株式相場の低迷と米連邦予算の失効は現在も懸案事項であり、なかなか相場は上に伸びる気配はなさそうですね。。。
では、さっそく今週発表予定の重要イベント・指標から見ていきましょう。
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今週発表される重要指標
今週これから発表される重要指標・イベントをざっとまとめてみます。
2/13（火）
・日本時間18:30 イギリス1月消費者物価指数（市場予想前月比-0.6%）
・日本時間18:30 イギリス1月卸売物価指数（市場予想前月比+2.3%）
・日本時間22:00 クリーブランド連銀総裁講演
2/14（水）
・日本時間08:50 日本2017年第4四半期実質GDP速報値（市場予想前期比+0.2%、年率換算1.0%）
・日本時間16:00 ドイツ2017年第4四半期実質GDP速報値（市場予想前期比+0.6%、年率換算3.0%）
・日本時間17:00 バイトマンBundesbank総裁講演
・日本時間19:00 EU2017年第4四半期実質GDP速報値（市場予想前期比+0.6%、年率換算2.7%）
・日本時間19:20 メルシュECB理事講演
・日本時間22:30 アメリカ1月消費者物価指数（市場予想前月比+0.3%）
・日本時間22:30 アメリカ1月小売売上高（市場予想前月比+0.2%）
・ムニューシン米財務長官が議会証言
2/15（木）
・日本時間19:45 プラートECB理事講演
・日本時間22:30 アメリカ1月卸売物価指数（市場予想前月比+0.4%）
・日本時間22:30 NY連銀2月製造業景気指数（市場予想前月比18.0）
・日本時間22:30 フィラデルフィア連銀2月製造業景気指数（市場予想前月比22.0）
2/16（金）
・日本時間17:20 クーレECB理事講演
・日本時間18:30 イギリス1月小売売上高指数（市場予想前月比+0.6%）
・日本時間22:30 アメリカ1月住宅着工件数（市場予想年率換算123.1万件 前月比+3.3%）
・日本時間24:00 ミシガン大学2月消費者態度指数（市場予想95.5）
今週は主要国でGDPと消費者物価指数の発表が相次ぎます。欧米は景気回復のため、金融緩和の出口戦略を準備し始めているわけですが、今月の雇用統計のように景気過熱への懸念につながる内容だと、株安からの為替安になる恐れがあるので、要注意ですね。
個人的に注目しているのは、ムニューシン財務長官の議会証言です。先月末、「弱いドルはアメリカ経済にプラス」と素直な発言をしてしまい、相場に無用の動揺を与えてしまったことは記憶に新しいです。そんなムニューシン氏が議会証言を無難に終えられるかチェックするのもおすすめします。
ドル円
ドル円は相変わらず株式市場に左右される傾向に変わりはありません。ダウ平均の価格推移に合わせて、108円～110円の範囲で動きました。
先週は各連銀総裁の発言もFRBの利上げ方針に賛同する内容であり、ドル売りに拍車を掛けました。
109円の境をしばらく行ったり来たりしていましたが、恒例の米政府のつなぎ予算問題で政府機関が閉鎖となり、ドル円は一時108.05円まで下落。その後は108.60円台まで戻しています。
今週のドル円の方針はトレンドを鑑みて売りでしょうか。GDPや消費者物価指数の発表がありますが、実体経済の伸びに変化はなさそうなので、先週と同じような展開が続くと思われます。108.850円で売りエントリー、損切りは109.700円。利食いは108.10円に置きます。
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ユーロ円
ユーロ円はユーロドルの軟調に引きずられて下落トレンドに突入しています。結局、2週間前の水準への押し目買いは発生しませんでした。。。
バイトマンBundesbank総裁がユーロ高警戒の発言をしたこともユーロ円を押し下げました。一時的に131円まで急落しましたが、現在は133円台を推移しています。
今週もバイトマン総裁の発言とECB理事発言がありますが、トレンドとしては下に抜けそうなので、今週のユーロ円の方針は売りとします。133.800近辺で売りエントリー、損切りは134.45円、利食いは132.15円とします。
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ポンド円
ポンド円は、MPCにおいて政策金利と資産買い取りプログラムの現状維持、GDP見通しの上方修正が好感され、一時154円に乗せました。
しかし、利益確定売りやEU離脱交渉でEU側からイギリスを牽制する発言が出たため、ポンドは再度急落しました。
ＥＵ「移行期間」で譲らず 離脱交渉、英をけん制 ｜日本経済新聞
今週は消費者物価指数と小売売上高の発表がありますが、指標内容よりもトレンドの方が重要ではないかと追われます。今週の方針は売り。売りエントリーは151.00円をターゲットに。利食いは149.00円、損切りは151.800円とします。
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以上、ドル円、ユーロ円、ポンド円についてトレード戦略を考えてみました。あくまでも筆者の個人的な見解なので、参考程度でご活用ください。
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