「金融の自由化における円の国際化」について
「金融の自由化における円の国際化」、今でも時々言われる様なフレーズではないでしょうか?
実はこれ、小生の卒論の表題でした。経済学部で外国貿易論のゼミに入っていたもので。。。
それから今日までに、日本円は通貨としての国際化はなされたのでしょうか???
先週の新聞にこんな記事が掲載されてました。
アメリカ経済の世界シェアは15%(購買力平価ベース)。
しかし、世界の外貨準備に占める米ドルの比率は63%にまで及ぶとのこと。
国を越える国外向け銀行融資の61%はドル建てで、欧州を除く多くの国の輸出の過半数が米ドル建てであるとの事です。
また、世界の為替取引の88%は米ドルが占めています。
つまり必要十分な米ドルを保有・調達が出来なければ、世界の貿易・金融取引はマヒしてしまう事になります。
そこにドル供給者としてのアメリカの経済力の源泉があるわけです。
実際に金融危機の時、世界の金融機関が求め必要としていたのは、金融危機の震源地であるアメリカのドルでした。
卒論から30数年経過。
日本円の国際化はなされないまま、昨今中国人民元の台頭が目立つあり様です。
中国経済の成長や更なる貿易自由化が世界経済に安定をもたらすようになれば、ドルへの一極集中と依存も緩和されるかもしれません。
そしたら米ドルの地位低下は、アメリカの影響力を弱めることになり、基軸通貨の特権は薄らいでしまうのではないでしょうか。
しかしその時、日本円は「ガラパゴス」状態で孤立。
日本円は中国経済の成長の陰で国際化へのチャンスを逸してしまう可能性が大でしょう。
日本円の国際化は、元=幻(まぼろし)に終わってしまうのでしょうか?
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