FXレバレッジ規制 強化の見送り
金融庁は5月30日、外国為替証拠金取引についての取引倍率(レバレッジ)を現在の25倍から10倍にまで引き下げる案を見送る方針をかためたとの事。
これはFX業者や個人投資家らの反発が強い為であったとされています。
FXの取引高を見てみると、
2010年の2000兆円からの市場拡大を続けて来ました。
そして2015年には5000兆円を超え。
2016年も5000兆円。
しかし2017年は4200兆円と横ばいからの減少。
2016年と17年の対比で見てみると、対前年比約16%もの減少です。
更なるレバレッジの下げが決まれば取引量の減少にも影響があるとされてました。
グローバルスタンダードで見た場合、レバレッジは世界的に見ても100倍です。
これ比べ現在の25倍は明らかに低いにもかかわらず、10倍への下げは市場の縮小化にもつながるとの反対意見がFX業者や個人投資家らの間で続出してました。
その為、今回は業者ごとの健全性を確認する特別検査の頻度を高める代わりにレバレッジの上限を25倍のまま据え置く事を決めたとの事です。
海外CFD業者では800倍も可能です。
明日6月1日(金)はアメリカ雇用統計の発表です。
予想では
非農業部門雇用者数予想 19.0万人(前回4月は16.4万人)
失業率 予想 3.9% (前回4月は3.9%)
6月は、雇用統計の発表から始まり、再来週12日に予定されている米朝会談。
世界はかたずを呑んで見守ってます。