トルコリラ通貨ペアの取引にご用心！

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昨日はポンドとドルが大きく動きました。

ポンドはまさかのサプライズ！
BOE政策金利や資産購入額は現状維持で予想通りの結果でしたが、MPC議事録要旨で利上げ支持派が3人に増えたことから（全9人の委員のうち）、次回8月MPCでの利上げ期待が高まりポンドが高騰しました。

今日のポンド円

一時、146円にタッチし先週のドラギECB総裁の発言で下げた値を取り戻しましたが、そこからは利益確定が入って、現在は145.80円台で取引されています。ポンド市場の心理は完全されているので積極的に買いで大丈夫なはず。

対照的だったのはドル円です。
米中の貿易摩擦についての報道が一服したため、昨日の東京時間～ロンドン時間は110.70円台まで円が売られる展開に。しかし、NY時間に発表された一連のアメリカ経済指標が市場予想よりも悪く、軒並み円買いの燃料となりました。。

今日のドル円

・6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数（市場予想29.0）：結果19.9
・4月住宅価格指数（市場予想前月比+0.5%）：結果+0.1%
・5月景気先行指標総合指数（市場予想前月比+0.4%）：結果+0.2%

という結果のため、アメリカ経済の先行きへの懸念からドル円は110円割れに突入です。押し目買いをしても良い水準かなと個人的には思いますが、損切りラインは109.80くらいの浅めに設定したいです。

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さて、本日は今夜から一部の海外FX会社で予定されているレバレッジ制限についてお知らせします。

6月24日（日）にトルコ大統領選挙と総選挙が同時開催されることを受けて、トルコリラ通貨ペアのレバレッジが一時的に制限される可能性が高いです。

海外FXお役立ちガイドが紹介しているブローカーの中では、XMとFXDDがレバレッジ制限を実施します。

XMでは、下記の通りレバレッジ制限が実施されます。

【期間】
2018年6月22日（金）日本時間24:00～6月25日（月）

【対象銘柄＆変更後のレバレッジ】
・USDTRY、EURTRY：100倍に引き下げ（必要マージン率1%に相当）

この措置は既存のポジションと期間中に建てられる新規ポジションの両方に適用されます。

FXDDでは、現時点で下記の通りレバレッジ制限がすでに実施されています。

【期間】
2018年6月17日（日）市場オープン～6月25日（月）

【対象銘柄＆変更後のレバレッジ】
・USDTRY、EURTRY、TRYJPY：10倍に引き下げ（必要マージン率10%に相当）

この措置は既存のポジションと期間中に建てられる新規ポジションの両方に適用されます。

レバレッジ制限が適用されると、ポジションを建てるために消費される必要証拠金の金額が一時的に大きくなります。つまり、その分だけ証拠金維持率が小さくなってしまいます。

証拠金維持率が小さくなると、強制ロスカットされる可能性が高まります。したがって、一時的なレバレッジ制限期間中は損失を被らないために、証拠金維持率を下げないように対処することが重要になってきます。対処方法としては、

・追加入金をする
・保有しているポジションを減らす
・XMポイントを現金またはボーナスに換金する
・両建てをする

などが考えられます。

トルコリラはこうスワップ通貨として人気ですが、トルコは政情不安や地域紛争の観点でリスクが大きく、主要通貨ペアよりも値動きが激しいため損切りやロスカットの設定が難しいです。。

今日のトルコリラ

国内FX会社が「高スワップ通貨」として宣伝しているトルコリラや南アランドなどのマイナー通貨ペアの取引はリスクが高すぎてスワップ狙いの中長期保有には向かないと個人的に思います。取引される方はくれぐれもご注意ください。

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