みなさん、こんにちは。海外太郎です。
昨日のFX市場は面白い展開になりましたね！これまで2週間円高展開となっていたクロス円通貨ペアですが、上昇に転じました。
トレンドの転換のきっかけは日銀の金融政策修正です。昨日は日銀展望レポート、政策金利の発表と併せて、黒田日銀総裁の記者会見がありました。
会見にて、黒田総裁は事前に報道されていたように、誘導目標である長期金利の変動幅を拡げることを認めました。また、市場からのETF買い入れについて、TOPIX連動ETF の買い入れ比率を増やし日経平均連動ETFの買い入れ比率を下げることも発表。
＜日銀決定会合＞長期金利上昇を容認 １年１０カ月ぶり修正｜Yahoo!ニュース
低金利が金融機関に与えてきた悪影響が軽減されること、ETF買い入れ比率の変更で日銀オペが株価を動かす可能性が下がること、などが市場で好感され、会見直後からクロス円通貨ペアは一斉に上昇を始めました。
ドル円は112円に迫る勢いで上昇しています。
市場オープン直後はもたつきましたが、本日も上昇圧力は衰えていないようです。そして、ドル円は本日も相場を動かす可能性のあるイベントがあります。
・日本時間21:15 7月ADP全米雇用レポート（市場予想前月比+18.3万人）
・日本時間27:00 FOMC政策金利発表（市場予想1.75～2.00%）
この2つがとりわけ重要となります。足元の経済がすこぶる好調なため、雇用者数増が期待されています。また、直近のパウエルFRB議長の議会証言から、今回のFOMCでの追加利上げが実施されると市場参加者の間ではコンセンサスが得られています。
ドル円は基本的にこのまま買い戦略を推し進めていきましょう。111.60円前後で押し目買い出来るチャンスがあれば最高ですね。
個人的に興味深かったのは、ユーロ円とポンド円の高騰ぶりが著しかったことでしょうか。
ユーロ円は先週の金曜クローズ直前に129.17円で底を打っていましたが、昨日は129.70円から1円以上上昇し、一時131.20円目前に迫る勢いでした。
ドイツ失業者数が前月比-0.6万人と市場予想を下回ったこと、EUのQ2GDPがほぼ市場予想通りだったこともユーロ円の下支えになりましたね。
ユーロ円も積極的に買っていきましょう。本日は調整が入っているので、130.50円辺りで押し目買いが良さそうです。
ポンド円もユーロ同様1円以上の上げ幅を記録し、一時2週間ぶりに147円越えが期待できる展開でした。
昨日ポンド関連のイベントは無かったので、ユーロに対して釣れ高となったのでしょう。ポンドも現在利益確定売りが入っており、またどこかのタイミングで上昇すると見込まれます。146.50円近辺で買いエントリーを狙っていきたいです。
金曜にアメリカ雇用統計がありますが、クロス円通貨ペアはこのまま雇用統計発表前まではこのまま押し目買いをして利益を拾っていきましょう！
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