昨日はクロス円通貨ペアが売られた1日でしたね。特にユーロ円とポンド円の下げが著しかったです。
昨夜はBOEの金融政策委員会（MPC）がありました。事前予想通り、0.25%の利上げを実施したにもかかわらず、ポンド円は大きく下げる展開に。
昨日は一日を通して下げていたのですが、MPC議事録公開直後に大きくブレているのが分かります。MPC委員は景気先行きに楽観的でタカ派な姿勢を示していましたが、市場はそれに懐疑的であったため売りにつながったようです。
ポンドは下落で反応－英中銀の楽観的な見通し、市場を納得させられず｜ブルームバーグ
売られるスピードが速く不安に感じたかもしれませんが、ユーロ円、ポンド円ともに現在は下げ止まっているので、ここを底と判断し押し目買いしていくのもアリだと思いますよ。
さて、本日は皆さんお待ちかねのアメリカ雇用統計の発表日です。改めて、市場予想をまとめてみましょう。
・日本時間21:30 米7月非農業部門雇用者数（市場予想前月比+19.5万人）
・日本時間21:30 米7月失業率（市場予想3.9%）
・日本時間21:30 米7月平均時給（市場予想前月比+0.3%）
雇用者数に関しては、水曜に発表されたADP全米雇用レポートは事前予想+18.5万人に対して+21.9万人という結果でした。かなり良い数字だったんですが、トランプ大統領による「対中輸入品へ追加関税」の報道のインパクトに負けてしまい、ドル円の買いにはつながりませんでした。。。
幸いにも、ユーロやポンドのように1円以上売られていません。ドル円はまだ十分に底堅い印象です。
ブルームバーグの分析によると、今月の雇用統計では平均時給が呑み悩むのではないかと見られているようです。
米雇用統計、好調な雇用増続くも賃金は停滞打破せず｜ブルームバーグ
雇用統計の一連の指標の中でどれが材料として売買に火をつけるのかは正直ふたを開けてみるまで分かりません。今夜はドル円チャートをしっかり見て短期トレードに臨みましょう。
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