先週金曜日は月に一度のお楽しみ、「アメリカ雇用統計」の発表日でした。
失業率3.9%(市場予想3.8%)、非農業部門雇用者数+20.1万人(予想+19.1万人)、平均時給+2.9%(予想+2.7%)という結果で、不発だったADP雇用統計を受けての懸念は完全な杞憂でした。特に、平均時給は2009年以来最大の伸びを記録しました。
まだまだ底堅いアメリカ経済ですが、トランプ大統領の言動や対中貿易戦争、諸外国との通商問題が相場に冷や水を浴びせています。引き続き、これらの報道に注視が必要です。
まずは、今週発表予定の重要イベント・指標を見ていきましょう。
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今週発表される重要指標
今週これから発表される重要指標・イベントをざっとまとめてみます。
9/10(月)
・日本時間08:50 日2018年Q2実質GDP改定値(市場予想年率+3.0% )
・日本時間17:30 英7月製造業生産指数(市場予想前月比+0.2%)
・日本時間17:30 英7月月次GDP(市場予想前月比+0.2%)
・自民党総裁選候補共同記者会見
9/11(火)
・日本時間17:30 英8月失業率(市場予想N.A.)
・日本時間18:00 独9月ZEW景況感調査(市場予想-14.0)
・日本時間18:00 EU9月ZEW景況感調査(市場予想N.A.)
9/12(水)
・英中銀金融政策委員会(MPC)1日目
・日本時間21:30 米8月PPI(市場予想前月比+0.2%)
・日本時間27:00 ベージュブック
9/13(木)
・日本時間08:50 日7月機械受注(市場予想前月比+5.7%)
・日本時間15:00 独8月CPI改定値(市場予想前月比+0.1%)
・日本時間20:00 英BOE政策金利(市場予想0.75%)
・日本時間20:00 英BOE資産買取プログラム規模(市場予想4,350億ポンド)
・日本時間20:00 英MPC議事要旨
・日本時間20:45 ECB政策金利(市場予想0.00%)
・日本時間21:30 ドラギECB総裁記者会見
・日本時間21:30 米8月CPI(市場予想前月比+0.3%)
9/14(金)
・日本時間19:00 カーニーBOE総裁発言
・日本時間21:30 米8月小売売上高(市場予想前月比+0.5%)
・日本時間22:15 米8月鉱工業生産(市場予想前月比+0.3%)
・日本時間23:00 米9月ミシガン大学消費者態度速報値(市場予想96.8)
今週の目玉イベント・指標はユーロとポンドに集中しています。英月次GDPを皮切りに、MPC議事録、BOE政策金利、カーニーBOE総裁発言と週を通してポンド関連のイベントがちりばめられています。ユーロについては、木曜日のECB政策金利とドラギ総裁会見がとりわけ重要になります。
ドル関連の指標として、PPIとCPIが気になりますが、やはり冒頭書いたように、トランプ大統領の発言や貿易戦争ならびに各通商問題の報道が相場に与えるインパクトの方が大きいものと思われます。
ドル円
先週のドル円は、トランプ大統領の発言に週を通して振り回された格好です。
NAFTAを「米・メキシコ2日国間協定」に変えると発言して妥協しないカナダをけん制したり、予定通り今週に3回目の対中追加関税の発動を念押ししたり、対日貿易赤字の大きさを問題に持ち上げるなど、先週のトランプ発言はドル円を要所要所で大きく下落させました。
ADP雇用統計の失望売りも相俟って、水曜から木曜クローズにかけて130Pipsほど(111.73円⇒110.45円)下落したのは衝撃でした。金曜日に底を打って、雇用統計発表後まで上昇となりましたが、再び日米通商問題についてトランプ大統領が発言して下落。。111円まであとわずかな水準で金曜クローズとなりました。
今週の取引方針は買いを継続します。111円を下回った水準、具体的には110.80円で買いエントリー、利益確定を111.20円、損切りを110.50円、と設定します。
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ユーロ円
ユーロ円は展開が読めず緊張感を持ってトレードする日々が続いています。
スムーズなEU離脱実現のために当初設定されたEUとイギリスのブレグジット合意締結期限が10月末に迫っており、「合意なしのブレグジット(ハードブレグジット)」が現実味を帯びていることがユーロ円の上値を重くしています。そんな状況で、バルニエEU主席交渉官がイギリスとの妥協を仄めかすような発言をして以来、ユーロはポンドと共に上昇をしていましたが、続く続報がなく失速。
英離脱「前例のない提案」を用意、EU首席交渉官 |日本経済新聞
その後、イギリス政府の離脱計画案に関する報道が入る度にユーロ円は上下を繰り返しました。バルニエ交渉官はイギリスが提示した
英国の通商協定案にEU側「強く反対」 ブレグジット交渉|BBC
ドイツと英国、EU離脱合意のハードルを引き下げ|ブルームバーグ
メイ英首相の離脱白書、EU首席交渉官が前向きな評価-ポンド上昇|ブルームバーグ
今週はECBイベントが木曜日にありますが、相場の大勢は引き続きブレグジット交渉の進展が握っているものと思われます。各種メディアをチェックして、離脱交渉のアップデートを追いましょう。
今週の取引方針は売りを継続します。128.50円で売りエントリー、利食いは128.00円、損切りは128.95円にそれぞれ設定します。
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ポンド円
先週のポンド円はユーロ円以上に展開が読めない相場だったという印象です。
ユーロ円の項目で説明した通り、EU離脱交渉の進展、とりわけEU・英間の通商条項の妥協の報道にポンド円相場も左右される結果となりました。EU離脱交渉の結果がユーロよりも自国経済にダイレクトな影響を与える分、ポンド円の値動きが激しくなったものと思われます。
今週はMPC関連イベントなど、週を通してポンド関連の指標が発表されます。カーニーBOE総裁発言や政策金利は通常の市場環境では十分マーケットに影響をもたらしますが、EU離脱合意のタイムリミットまであと1ヶ月となっている現状では、ブレグジット交渉のニュースがより重要となるのは間違いありません。
今週の取引方針は引き続き売りとします。143.50円で売りエントリー、利食いは143.00円、損切りは143.85円、と設定します。
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以上、ドル円、ユーロ円、ポンド円についてトレード戦略を考えてみました。あくまでも筆者の個人的な見解なので、参考程度でご活用ください。
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