30年間の平成の流れを為替(米ドル/日本円レート)・日経株価から

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いよいよ30年に渡った続いた『平成』も4月末まで残すところ1ヶ月となりました。

それに伴い、来週4月1日(月)午後に新元号が発表されます。よりによって当日はエイプルフール、午前中はこの日だけ許される?特有の「ウソ」がネット上を賑わすのでしょうか?

この機会に30年間の平成日本の流れを、為替(米ドル/日本円レート)、日経株価から振り返ってみたいと思います。

為替(米ドル/日本円レート)

平成(1989年から2019年)の30年間、ドル円のレートは75円98銭(2011年10月)から159円87銭(1990年4月)まで、値幅は84円10銭にも及びました。

1990年代

1990年4月に最高値(159円87銭)をつけたあと、その後は約5年間にわたって再び円高傾向が強まり、1995年4月には80円を割れ1ドル79円75銭と、当時の史上最高の円高を記録しました。

しかし、このレベルではすぐに急反発し、約3年半後の1998年8月には147円23銭まで戻しました。翌年の1999年12月には103円67銭の円高を記録しました。

2000年代

2001年9月11日のアメリカ同時多発テロの時はドルも売られたもののそれ以上に円も売られて、12月には130円台に達し、翌2002年1月には134円80銭までの円安を記録しました。これがその後約17年間の現在までのドル高値になります。

その後急速に円高が進み、2005年1月には102円16銭までのつけました。2007年にかけ再び円安が進行し、6月に123円95銭を記録。

米国サブプライム問題の拡大などで円高ドル安傾向が進み、2008年9月11日のリーマンショックを経て世界同時株安・金融危機となり、安全資産とされた米ドルや日本円が買われました。

円はドルに対しても買われ、結果、この時円は消法で『最強の通貨』になった感がありました。

2010年代(少し詳しく)

2011年10月末に史上最安値75円98銭を記録しています。翌年の2012年12月の82円前半から本格的なドル買いで上昇(ドル高円安)に転じ、2013年5月には1ドル=100円を回復しました。

2014年9月には105円台から1ヶ月で109円台に、11月には118円台を記録し、更に12月初旬には121円台にまで上昇。2015年1月には一旦116円台に戻るも、6月には125円台、6月5日には13年ぶりに125円80銭台まで上昇しました。

しかし、 8月には一気に120円割れ、10月には118円台までつけました。2016年2月に121円台まで戻しましたが、4月には110円を割り込み、その後下げ続け、6月上旬には100円割れ手前まで。

Brexit問題の英国のEU離脱か確定した2016年6月24日には、一時2013年11月以来2年7ヶ月ぶりの円高水準となる99円10銭台まで円が買われました。

しかし、11月の米大統領選においてトランプ政権が発足し、日米貿易不均衡問題へのプレッシャーなどで円高に向かうとの思惑とは逆に、急速にドル買い円売りが進行、月末には114円台へ、そして12月には118円台まで上昇しました。

2017年は年初の117円台から4月18日は109円割れまで円高が進行しました。その後一旦は9月に107円台をつけるも108円後半から114円前半のレンジ内取り引きでボラティリティ―の低いマーケットが年末まで継続しました。

昨年、2018年は3月にかけ円高が進み104円台後半まで。3月には1年4カ月ぶりのドル安円高水準となる104円64銭を記録。5月21日には111円まで反発し、10月には1年7ヶ月ぶりに114円台をつけました。12月のFOMC後には110円台前半まで。

今年、2019年1月3日早朝には一時的に105円割れ、その後3月初旬に112円手前まで。3月にはFOMCでの利上げ見通し引き下げや逆イールドなどから109円台を記録。


日本株(日経平均株価)

1990年代

1989年12月、バブル期崩壊からの急降下、3万8915円から7054円まで。大きく分けると、1989年12月末の株価高値(12月29日、日経平均株価は最高値3万8915円87銭)の後、1990年年初の大発会からのバブル経済の崩壊がはじまり、景気の低迷期に突入しました。

1992年3月には2万円を割りました。2万円の壁は厚く、その後戻っても一時的でした。

2000年代

2000年頃にはITバブルでネット関連企業の株価中心に上昇し、2万円を回復。しかし、2003年には7607円88銭まで下落。これはイラク戦争開戦による米国経済への懸念が要因。

その後1万円台を回復し、2005年7月の小泉郵政選挙による株価の急騰を生み、2007年7月に1万8261円をつけました。

2008年にはリーマン・ショック後の景気悪化で再び値下がりし、10月28日には一時バブル崩壊後の最安値となる6994円90銭(終値では7621円92銭)を記録しました。日経平均は2009年3月10日にはバブル後の終値最安値7054円をつけ低迷。

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コーヒーブレイク

『半値8掛け5割引き』

皆さんは、聞いた事ありませんか?

この意味は、「価格が下落する時にはコストを無視するようなパニック的な形で予想以上に値下がりする。」
これは需給の関係が崩れてしまうと、需給バランスが回復するまでは買い手より売り手が多い為であり、その下げは高値の半値の8掛けのさらに5割引き、つまり高値(元)の2割程度までは下がってしまうこともあるという意味です。


これを、日本円と米ドル・日経平均のレートを長いスパンで充ててみると、

日本円と米ドルは、1971年8月まで360円時代(固定相場制)が続きました。これを高値と見ると、

360円x半値(0.5)X 8掛(0.8)X5割引(0.5)=72円
史上最高値の円は75円54銭(2011年10月31日)で高値から20.98%。

日経は、1989年12月末の株価高値(12月29日、日経平均株価は最高値3万8915円87銭)。これを高値と見ると、

38915円X半値(0.5)X 8掛(0.8)X5割引(0.5)=7783円 。
2008(平成20)年10月28日には最安値となる6994円90銭を記録。
6994円は、高値の、17.97%で、ちょっとオーバーシュートでしょうか?

でも、高値の約20%、為替も。。。日経も。。。  何か合っている様な。。。

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2010年代

2011年3月の東日本大震災による日本売りで1万円を回復していた日経は再び1万円割れに。

2012年12月に第二次安倍政権が誕生し、2013年1月アベノミクス(「財政出動」「金融緩和」「成長戦略」という「3本の矢」で、長期のデフレを脱却し、名目経済成長率3%を目指す)などによって経済は回復し、

2015(平成27)年に再び2万円を超えました。

2018(平成30)年10月2日にはバブル崩壊後の最高値となる 2万4448円07銭を記録。

2019(平成31)年の取引初日(1月4日)の終値は1万9561円96銭で、3月27日の終値は21378円。

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