【2019年4月3週目】海外FX取引戦略

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ドル円、クロス円通貨ペアが好調です!ドル円は1ヶ月振りに112円にタッチしましたね。


好調なアメリカ経済、半年の再延長が決まったEU離脱交渉など、リスク要因が後退したことが円安に繋がっているのだと思われます。


さっそく、今週の経済イベントから見ていきましょう。

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今週発表される重要指標

今週これから発表される重要指標・イベントをざっとまとめてみます。

4/15(月)
・日本時間21:30 米4月NY連銀製造業景気指数(市場予想6.7)
・日本時間25:00 シカゴ連銀総裁講演
日米物品貿易協定(TAG)交渉(~16日)
・米財務省「為替報告書」議会提出


4/16(火)
・日本時間09:00 ボストン連銀総裁講演
・日本時間17:30 英2月失業率(市場予想3.9%)
・日本時間18:00 独4月ZEW景況感指数(市場予想0.5)
・日本時間18:00 EU4月ZEW景況感指数
・日本時間22:15 米3月鉱工業生産(市場予想前月比+0.2%%)
・日本時間27:00 ダラス連銀総裁発言


4/17(水)
・日本時間08:50 日3月貿易統計(市場予想3677億円)
・日本時間17:30 英3月コアCPI(市場予想前年同月比+1.9%)
・日本時間18:00 EU3月コアHICP改定値(市場予想前年同月比+0.8%)
・日本時間22:00 カーニーBOE総裁発言
・日本時間25:30 フィラデルフィア連銀総裁講演
・日本時間25:45 セントルイス連銀総裁講演
・日本時間27:00 米ベージュブック


4/18(木)
・日本時間16:30 独4月製造業PMI速報値(市場予想45.0)
・日本時間16:30 独4月サービス部門PMI速報値(市場予想55.0)
・日本時間17:00 EU4月製造業PMI速報値(市場予想48.0)
・日本時間17:00 EU4月サービス部門PMI速報値(市場予想53.2)
・日本時間17:30 英3月小売売上高(市場予想前月比-0.3%)
・日本時間21:30 米3月小売売上高(市場予想前月比+0.9%)
・日本時間21:30 4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数(市場予想11.0)
・日本時間22:45 米4月製造業PMI速報値(市場予想52.8)
・日本時間22:45 米4月サービス部門PMI速報値(市場予想55.0)
・日本時間23:00 米3月景気先行指標総合指数(市場予想前月比+0.4%)


4/19(金)
欧州、米国休場
・日本時間08:30 日3月全国消費者物価指数(市場予想前年同月比+0.4%)
・日本時間21:30 米3月住宅着工件数(市場予想年率換算123万件)


今週の重要イベントは、日米TAG交渉(15~16日)、、為替報告書(15日)、EUコアHICP(17日)、カーニーBOE総裁発言(17日)、米小売売上高(18日)、全国消費者物価指数(19日)となっています。


今週はFRB地区連銀総裁の講演・発言、PMI発表が相次ぎますので、その発言内容と指標結果は気になるところです。また、4/19はイースター休暇前の金曜日であるため、欧州およびアメリカなどキリスト教国では祝日となります。この日は取引量が少なくなるため、スプレッドの広がりや投機筋による仕掛けに注意しましょう。


ドル円

先週のドル円は、力強く円安方向に動きました。

今日のドル円

週初めはニールセン国土安全保障長官の辞任でドル円売りでスタートする幸先の悪い始まりでしたが、CPIや失業保険申請数などの経済指標が良く、好調なアメリカ経済が印象付けられました。


週半ばから日米株価が連日上昇。釣られるように、ドル円もグングン買われていきます。水曜に公表されたFOMC議事要旨では、利下げに消極的な姿勢が見られ、これもドル円買いに貢献。金曜クローズ間際には112.08円にタッチしました!


やはり112円が心理的なバリアになっているのか、現在は利益確定売りが入って下げてきています。111円半ばまで落ちてきたら、買いを拾いたいところです。今週の取引方針は買いとします。買いエントリー価格は111.55円、利食いは111.95円、損切りは111.27円に設定します。


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ユーロ円

ユーロ円は前週からの流れを引き継ぎ、大きな上昇が見られました。1ヶ月振りに126円にタッチ!

今日のユーロ円

先週のユーロ円の焦点はポンド円同様、臨時EU首脳会議と4/12に延長期限を巡るブレグジットの2つでした。
ブレグジット|海外FXお役立ちガイド


EU首脳会議が開かれる水曜まで、市場参加者は様子見モード。125.10~125.55円の幅をゆったり動く展開が続きます。そして、注目の臨時首脳会議。前週にトゥスクEU大統領が「最大1年の延長」を示唆するなど長期延長の期待が高まっていましたが、マクロン仏大統領が難色を示し、再延長期限は半年に。


これを受けて、ユーロ円反射的に125円を割れますが、直後に反転上昇!金曜クローズまで一貫してユーロは買われ、126.54円で取引を終えました。


今週のユーロ円は経済指標の発表が多く、ZEW(16日)、HICP(17日)、PMI(18日)がとくに重要となります。イギリスのEU離脱再延長が決まったことで、ユーロ円は買いやすい環境ができてきました。今週の取引方針は買いとします。126.00円で買いエントリー、利食いは126.60円、損切りは125.75円とします。


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ポンド円

ポンド円は先週も値動きが荒く、週の後半には上昇トレンドに入りました。

今日のポンド円

先週は12日に延長されたEU離脱期限の最終日を控えており、ブレグジットに関する情報・ニュースがポンド相場に大きな影響をもたらしました。とりわけ、メイ首相とコービン労働党代表の与野党協議、EU首脳会議をめぐる動向に市場参加者は一喜一憂しており、週前半は非常に難しい値動きが見られました。


相場のターニングポイントになったのは10日のEU首脳会議。市場が期待していた1年間の延長とはいきませんでしたが、なんとか6ヶ月の再延長をイギリスは獲得。これを受けて、ポンド円は盛んに買われ出します。


利益確定売りでもみ合いになるものの、上昇トレンドの腰は折れず、金曜には一時147円目前まで急伸!146.35円でクローズを迎えました。


再延長が決まったことで、ひとまずポンド円は買いやすい環境が整っています。ブレグジット関連のニュースは引き続き要注目ですが、失業率(16日)やCPI(17日)などの経済指標の結果に素直なリアクションが見られるのではと思われます。ポンド円水準は高値圏にあるため、現在じわじわと下げてきています。146円を割れそうだったら買いを入れたいですね。


ということで、今週の取引戦略は買いとします。146.00円でエントリー、利食いは146.50円、損切りは145.78円とします。


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以上、ドル円、ユーロ円、ポンド円についてトレード戦略を考えてみました。


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