最近何気に気になるチャート達
1.VIX恐怖指数(シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス)
2019年4月下旬までは15%以下で推移していたものが、20%手前まで上昇。
6ヶ月の期間で見ると、2018年12月24日40%近くまで上昇していたものが、2019年1月22日20%から5月3日12%まで下落。
トランプ発言で一気に20%と、3ヶ月超ぶりの水準にまで上昇しました。
10日には15%台まで下げましたが13日には再び20%超え。16日には15%台に下げ、昨日は14%台に。
5月前半はトランプ大統領の発言に振り回された世界でした。
25日(土)夕方に来日するトランプ大統領、ゴルフ・大相撲観戦と令和最初の国賓として最大級の「OMOTENASHI」。
首脳会談が成功すれば安い接待費ですかね。
通常10%から20%のレンジで動くのが基準とされているVIX指数。毎朝にチェックされては如何でしょうか?
ビックス指数はいつに大きく跳ねるかはわかりません。今日なのか、明日なのか、1ヶ月後なのか、6ヶ月なのか。
小生の後輩は、ビックス指数が大きく跳ねた時(おおむね40%以上に)いつも売って、指数が下がった時に買い戻してました。彼は負け無しでした。
2.仮想通貨
ビットコインを先頭に、仮想通貨全面高です。
ビットコイン/円
2017年12月の200万円超えていた価格から1年後の2018年12月中旬には36万円を付けるまで下落(下落率は82%にも)。その後は40万円前半で比較的安定的な値動きを見せていました。
4月1日には2月23日以来となる55万円近くまで上昇。その後は緩やかな上昇で、60万円台を回復するまでに。
5月11日(土曜)の朝には70万円越え、夕方には75万円。12日(日曜)の朝には80万越え、84万円近くまで。5月14日には91万円超える。16日朝にも再び91万円超え。17日昼に急落し75万円割れまで。19日は朝に80万円から半日で90万円回復。
値上がり後は88万円を挟んだ小動きに終始してましたが、今朝急落し83万円台。
先週までは急激な値上がりの動きを警戒しながらも100万円も視野に入れる必要があったと見られましたが、少し修正が入った感じですかね。
ニューヨークの株も為替も取引出来ない土日での動きに注視しながら、世界経済が不透明さを増す中、改めて仮想通貨が見直されているのでしょうか。
3.ゴールド(CFDs on GOLD(US$/OZ))
1年間
2018年初より1370を3回トライするも抜けず、4月より下落。8月初旬にかけ1160までつける。9月末より反転し、2019年2月中旬1346まで。
現在は1270台での推移。この1年のレンジは1160から1366です。
ロシア・中国や新興諸国が外貨準備の比率で、ゴールドを買い増し、米ドルの保有を減らしています。
基軸通貨としての米ドルへの信認の低下や、トランプ政権によるばらまき政策などのツケが、結局は米国債増発により賄われる可能性が強く、ここにも3兆ドルを超すダントツの世界最大外貨準備保有国としての中国の動きを見逃すことは出来ません。
米国債は米中貿易戦争だけで見れば明らかに中国の「武器」にもなっています。中国が米国債をNY市場で売れば、ドル金利は急騰し、マーケットは混乱する可能性が大です。
更に、中国政府による大量の米国債券売り-------がなされた場合、確実に米国債格下げに繋がります。米国債券売りで得た手元の米ドルを売って、ゴールド買いの構図が考えられ、リスク回避で中国人民銀行は金準備を増強させてると言われています。
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寄り道
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レアメタル
この動向にも注視していく必要があるかもしれません。
昨日のニュースで、「中国主席、レアアース産地を視察」とありました。世界はレアアースの生産を中国に依存しています。
2010年6月からレアアースの種類によっては、1年で約8倍にまで価格が上昇したことが有りました。
米国が昨年輸入したレアアースは、約1億6000万ドル相当にも及びその大半を中国からの輸入に頼っていてるとされてます。
また、産出地の偏在性もあり、レアメタルの産出地は、中華人民共和国・アフリカ諸国・ロシア・南北アメリカ諸国です。
レアメタルの産地に関する特徴として、ほとんどのレアメタルが産出量上位3カ国で50%~90%の埋蔵量を占めています。
例えば希土類元素(レア・アース)やタングステンは中国だけで90%以上の埋蔵量があり、バナジウムは南アフリカ、中国、ロシアの3か国で98%を占めています。
安定供給やリサイクル技術の確保が求められている中、中国が9年前の様に輸出規制に踏み込んだ場合、近年の技術開発で代替貴金属での転用や少量での対応等で響は限定的になるとはいえ、
中国によるレアメタルの輸出禁止となれば不確定要因は不安を招くことになります。
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