明日6月14日は、令和最初のSQ(Special Quotation:特別清算指数)です。
先物取引やオプション取引には決済期日があり、売り買いポジションは決済日までに決済する必要があります。決済出来なかったポジションを翌日にある決められた価格で自動決済されます。これがSQです。
先物のSQがあるのは毎年3月・6月・9月・12月で、これがSQ値になり、それが6月は明日第2金曜日(最終限月が6月第2木曜日なので)になります。
31年前の1988年9月にスタートした日経225・TOPIX先物は、現物市場の価格形成にも大きく影響するようになってます。
そのSQの動向に投資家は注視しており、荒れやすいとされるSQを今回は無難に無事乗り切れるのでしょうか?
SQと魔の水曜日
よく「SQ週はマーケットが荒れやすい」「値が大きく下げ魔の水曜日」という、近年意識されるアノマリー(市場の癖)は、多分に心理的要因によるところが大きいだけと見られますが、
実際に実態は不鮮明なだけに、今後も市場波乱を引き起こす要因となりえてしまいます。
近年は、波乱は短期間での収束の可能性が高くなってきてます。
SQ週を見てみると、水曜のパフォーマンスが絶対値でも相対比較でも最悪になっていて、「魔の水曜日」にふさわしい数値が確認できます。
今日13日はその意味で波乱のない数値で取引を終えました。
それよりも注目されるのが、SQ前後の騰落率
SQ週は波乱展開のなか下押し懸念が強いと言えますが、心理的影響や短期投資家の思惑売買によるところが大きいためか、翌週に大半をリカバリーする可能性も高いことを示しています。
そのため、SQでの突っ込み買いをすれば、パフォーマンスは高くなるということなのでしょうか。
2014年からの5年半を確認すると、直近2年だけを見ても同様の傾向を確認できます。
SQ週平均騰落率 -0.6%
SQ翌週騰落率 +0.5%
ただ、荒れる度合いは縮小してきており、こうしたアノマリーが市場で認知されるともに、この「くせ」を利用した売買も増えるなどで影響が相殺されやすいという面もあります。
ビットコイン/円
先週、6月7日(金)未明に一瞬82万円割れたものの、翌8日(土)未明には88万円超えまでつける。
今週10日(月)には再び82万円前半まで下げるが、夜には急騰し87万円まで戻す。
12日(水)は再度85万円を切れるが、日が変わった13日(木)深夜に89万円をつける。この1週間の値動きはは値幅が乏しい中も、値は切り上がって来ました。
来週には5月末以来となる90万円を試す動きになるのでしょうか。
VIX指数
5月22日の14%後半からゆっくり上昇し、6月3日に18%後半まで上昇。その後、6月4日から下がり6日には15%後半に。
この1週間は16%を挟んで小動きに終始し、1週間でのレンジの幅は今年1番の狭い値幅でした。
上に跳ねるか、まだ下げるのか。
6月後半は大阪でのG20開催、安倍首相が訪れているイランの核問題、さらには先週より大きく報じられている香港問題の混迷などによる影響での投資家不安要因からのVIX指数上昇するのか、今年後半を占う意味でも注視です。
気が付けば2019年もそろそろ折り返し地点に近づいてます。残り半分しかないと思うか、未だ半分あると思うか。見方を変えると180度違います。
6月中に口座新規開設して、後半7月1日(月)からCFD取引始めませんか。
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