ドル高になりやすい7月?
明確な理由は。。。 しかし、7月は典型的な「アノマリー*」月とされています。
*アノマリー(Anomaly)とは、現代ポートフォリオ理論や相場に関する理論の枠組みでは説明することができないものの、経験的に観測できるマーケットの規則性のこと。
過去のレートを見ると、7月は「ドル高/円安」に,8月は「ドル安/円高」なりやすい月でした。
1995年から2018年の24年間の7月のレートを見てみると、ドル高は16回(66.7%)、ドル安は8回(33.3%)でした。このうち1995年から2008年の14年間は、ドル高は11回にも及びんでます。
2000年から2006年は7年連続のドル高/円安となり、2008年9月のリーマンショック前まではアノマリーは健在でした。
リーマンショック後は、2009年から2013年は5年連続のドル安が続きましたが、2014年以降の5年間は、2017年以外の4年間はドル高を記録しています。
ではなぜ、7月はドル高になりやすいのでしょうか?アメリカの格言に「サマーラリー」という言葉が有ります。
これは夏の長期休暇を前に株が買われる事によって株価が上昇することを指すものです。同様な事が為替にも起きていて、ドルが買われることによってドル高/円安になりやすい傾向にあるとされています。
また、7月相場の特徴として注意したいのは「夏枯れ相場」と呼ばれるものです。
市場参加者が減っていき、マーケットが閑散とし、値動きが乏しくなるという特徴もあります。市場参加者が少なくなればなるほど、価格を動かす資金が少額で済むようになり、ヘッジファンド等の仕掛けなどがあれば、一方向に動き易くなる傾向もあります。
ドル安になりやすい8月? 逆に8月は7月と正反対の特徴を持っているとされています。
7月程のアノマリーは。。。
1995年から2018年の24年間を見てみると、ドル安は14回(58.3%)、ドル高は10回(41.7%)でした。1995年から2011年の17回は、ドル高が5回、ドル安が12回でした。(1998年から2005年は8年連続のドル安が続きました)
2012からの7回は、ドル高が5回(95年から97年は3年連続)、ドル安が2回でした。2011年まではドル安が70.6%と7割を越えていましたが、2012年からは2勝5敗。
以前は、毎年8月中旬にアメリカ国債の四半期入札と大量償還の影響で、利益(利息)を日本に戻すためドル売り(安)円買い(高)になりやすいとされていました。
しかしながら、2013年以降の傾向としては7月がドル高で8月に逆転しドル安になり易いと言う経験則は通用しにくくなっています。
以上のことからも7月8月は不透明要素が高くレバレージを大きく掛けてのポジショニングは少々リスクが高いのではないでしょうか?
夏休み、「休むも相場何でしょうか。。。」
ポンド/円 年初の急落以来の安値に
過去2年間の推移
2017年8月24日、一時140円を割れた後、9月22日には153円まで回復。
2018年2月1日には155円を回復し、2日には156円。8月16日には140円までで145円を挟んだ動きの後、2019年1月3日には瞬間134円割れの133円95銭の円高に。
5月6日の146円台から戻りなく下げ、7月16日夕方135円を割れ、7月17日は133円99銭をつける。ドル/円次第では2016年7月以来の130円割れも視野に。
英国のメイ首相の後任にはEUからの離脱強行派(与党保守党の党首選で10月末のEU離脱を主張しているジョンソン前外相が有力視)が就任するとの見方が強まってきています。
「合意なき離脱」への警戒も高まり、英国経済の悪化や利下げ観測によるポンド売りも膨らんでいる状況です。
日本をはじめ、欧州諸国以外はヘッドオフィスを英国から他のEU諸国(特にオランダが税制面での優遇策や地理的にも航空機でEU諸国に1時間から2時間程度で移動が可能なため多い様です)に移転させています。
通貨先物市場でのポンドの売り持ちも高水準に積み上がり、この面からの先安感も影響しているのかもしれません。
ビットコイン円
先週7月10日からの下げ基調は継続。
10日夜には143万円台をつけていたが、その夜140万円を割れ、12日には122万円割れ直前まで。戻りも弱く14日朝に120万円を切れた。
今週15日朝には6月21日以来の110万円割れ。翌16日朝には、120万円戻すが、再び下げ17日朝には6月20日以来となる100万まで。
夜には一旦98万円台付けるが、18日未明には108万手前まで。
まだ間に合います。7月中に新規口座開設してCFD取引始めませんか。
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