円高の加速を警戒した1週間でした。。。

今週のドル/円は、今月に入ってからの円高が、更に加速するのかが、警戒された1週間となりました。

特に注目されたのは、米中貿易の対立リスクが市場へ与える影響でした。

この問題に関しては、トランプ大統領の発言やツイッターからまだまだ目を離せない状況が続くのでしょう。完全に市場は彼の言動に振り回されている状態です。

パウエルFRB議長が23日のジャクソンホールでの講演で、「追加利下げに前向きなスタンス」を示したことにより、日米金利差縮小によるドル売り円買いが進むとの推測。

また、米中の終わりの見えない関税の応酬により、対立リスクが長期化する可能性が更に高まり、結果日本にも円高圧力。これらは円高要因になりうる主たるものになっています。

先週23日(金)ニューヨークはドル円105円33銭で引けました。

今週26日(月)朝、ニューヨーク終値から約50銭の円高の窓を開けて、104円80銭でスタート。直ぐに105円を回復し、29日までは105円80銭を挟んでの狭いレンジで推移。

今週は104円台つけ106円台に戻す場面もありましたが、8月に入って上値が徐々に切り下がってきています。

104円70銭レベルは2018年3月末、2019年1月初、以来の水準。この2回と状況も違い、ここが割れれば、ドル円は104円をトライし、ブレイクされれば2016年11月の100円も視野に入れなければなりません。

米国10年国債利回りが再び1.45%台に低下し、景気後退入りのサインといわれる逆イールド(2年国債は1.50%)が一段と進行。

長短金利差は一時5ベーシスまで拡大し、逆イールド進行(8月29日午後)

米国10年国債1.454(-0.014)
 
米国2年国債1.498(-0.006)
  
日本10年国債-0.28(-0.28)

ドイツ10年国債-0.711(+0.007)

2年国債入札は10年国債利回りを上回る水準で落札。

9月、FRBによる追加の利下げ観測は米長期金利の低下要因になってます。(利下げの結果、米国10年債と2年債の現状の逆イールド状況の是正に?)

市場は既に9月FOMCでの追加利下げを織り込み済とされ、下げるベーシス額次第では、トランプ大統領による圧力は継続されるであろう。

米中貿易対立リスクがさらに激化する報道がされるならば、10月以降の利下げ観測も出てくるのでしょう。

9月以降はECBも利下げを決定する可能性も高く、他国の中銀も欧米に追随し追加の利下げを実施してくるだろう。(先進諸国は米国以外軒並みマイナス金利に)

また、ジャクソンホール会議を経て通貨安競争の加速が確実視される中、マイナス金利の日本黒田総裁は、どうするのであろう。黒田バズーカも撃てる球はあるのか?そして有るならどこに撃つのだろうか。


VIX指数再び20%超え!!

1ヶ月前の7月26日の12.16から1週間強の8月5日には24.59と2倍にまで上昇。

8日には16%台にまで戻すも荒い動きの中、4度目の20%を超えでの推移。14日には22.10まで戻すも、21日には15.80

2018年3月以来の不透明感の中でのボラタイトな動き。

この2年の動きを見ると、2018年1月までは、10%台前半での推移。2月に40%手前まで。

19年1月も35%超え、今月も25%まで。

通常10%から30%でのレンジでの推移が多いいVIX指数、今月の20%前後はニュートラルなのだろうか?(過去2年の動きを見ると、1ヶ月間20%前後以上での推移は、2018年2月6日から3月2日、10月10日から2019年1月末、今回8月1日から今日までです。)


Sell in May。。。

「Sell In May(セルインメイ)」とは、株式市場における相場格言として知られています。

これは冒頭の一部分だけを言われているようです。

実際は、「5月のうちに株を売って、9月まで戻るな(Sell in May and go away, don't come back until St.Leger day)」というイギリスの相場格言です。

Leger dayは、9月第2土曜日ですので、今年は9月14日に当たります。

6月~9月上旬までは株式相場が軟調(市場参加者が夏休みや、決算発表が出始めたり等々)ですので、Leger day 後(今年は9月16日)から買い始めろということになります。

この格言は「5月に相場が下がる」といっているのではなく、「5月に売ってLeger day(9月第2土曜日)まで戻って来るな」と言う意味の様です。

「安い時に買って、高い時に売る」というのが投資鉄則ならば、「相場が高い5月に売って、9月に買え」ということです。

要するに6月から9月までは軟調な展開になりやすいということです。

来週からは9月、今年の残り4ヶ月の戦略を練りながら9月からのマーケットに参加しますか?

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