FXにはトレード方法がいくつかあります。それぞれ特徴に応じた向き不向きが生まれがちですので、自分のトレード戦略にあったものを選ぶ必要があります。
今回は、FXトレード手法の特徴と向き不向き、初心者におすすめの手法について解説します。ここでしっかりと手法について学び、失敗しないトレードが出来るようになりましょう。
FXのトレード方法と向き不向き
FXのトレード手法には4種類あります。
1.スキャルピング
2.デイトレード
3.スイングトレード
4.ポジショントレード
この章では、それぞれの特徴と向き不向きについて解説します。
【FXのトレード方法その1.スキャルピング】
・スキャルピングの特徴
スキャルピングとは、短時間に売買を繰り返す手法です。数秒から数分単位で売買を繰り返すことで小さな利益をコツコツ積み重ねて大きな利益にしていくのが狙いです。
一回のトレードで得られる利益は、数pipsから数十pips程度と小さいものの、損失もその範囲で収まることが多いのでリスクも少ないのが特徴です。
勝率を高めることが出来れば、短時間トレードでも大きな利益を出すことが可能です。しかし相場を常に見ていなければいけないことや、最初のうちはエントリータイミングの見極めが難しいといった側面もあります。
・スキャルピングが向いている人
スキャルピングはFX初心者や、リスクを抑えて資産運用したい人に向いています。
最初のうちはエントリータイミングを見極めるのが難しいですが、その分損失も小さく抑えることが出来るので、メンタル面に負担をかけずにトレード経験を積み重ねることが可能です。
また、過去のデータから価格の変動を分析するテクニカルメインのトレード手法なので市場情報を調べるのが苦手な人にも向いています。さらに、細かなトレードを繰り返しながら資産を増やしていくことから資金が少額の人にもおすすめできます。
・スキャルピングが向いていない人
仕事などが忙しく頻繁にチャートをチェックできない人や毎日チャートと向かい合いたくない人には不向きです。
スキャルピングはテクニカルメインの手法かつ短時間トレードであり、どうしてもチャートを見る機会が多くなるのでそれらが出来ない人にはおすすめできません。
また、細かく利益を積み上げていく手法なので一回のトレードで数百pipsや数千pipsを獲得したい人にも不向きです。
【FXのトレード方法その2.デイトレード】
・デイトレードの特徴
2つ目の手法は、デイトレードと呼ばれる手法です。デイトレードは、数十分から1日単位で売買を行うもので、スキャルピングより少し長い期間ポジションを保有していきます。
ただし、日をまたいでポジションを保有することがないため、メンタルの負担も大きくありません。利益もスキャルピングより大きくなる傾向にあり、数十pipsから数百pipsを狙うことが出来ます。
・デイトレードが向いている人
デイトレードはその日のうちにポジションを決済したい人やメンタル面の負担を小さく抑えたい人に向いています。ポジションが長期保有になればなるほど日をまたぐことになり、それに伴ってメンタル面の負担も大きくなっていくからです。
・デイトレードが向いていない人
チャートを毎日チェックできない、短期的な利益を狙っていない等の人にはデイトレードは向いていません。また、含み損を次の日へ持ち越すことに抵抗がない人もデイトレードである必要はないでしょう。
【FXのトレード方法その3.スイングトレード】
・スイングトレードの特徴
次は、スイングトレードです。スイングトレードは、2~5日の間に売買をしていく手法です。デイトレードよりもさらに長い期間ポジションを保有することで利益幅も数百pips以を狙うことも可能です。
先の2つの手法に比べて相場を常に確認する必要がないため、FX専業ではなくいつも相場に張り付いているわけにも行かない、といった人でもトレードしやすいという特徴があります。
・スイングトレードが向いている人
スイングトレードは、期間も長いことからスマホひとつで情報収集、約定、決済まで済ませられます。
先の2つの場合、細かなチャート分析のもと取り引きするためPCが有利になりますが、スイングトレードは国や企業の経済状況から相場を読み取るファンダメンタルとテクニカルをうまく混ぜながら分析していくため、スマホアプリのテクニカルツールでも十分分析できます。
これらの特徴からスマホひとつで取り引きしたい人に向いています。
・スイングトレードが向いていない人
スイングトレードは一度の利益も大きい反面、損失も大きくなる可能性があります。また2~5日ポジションを保有することになるので、含み損が出た際に日をまたいで保有し続ける可能性も高くなります。
そのため、一度に大きな損失を出したくない人や日をまたいでポジション保有をしたくない人には不向きです。
【FXのトレード方法その4.ポジショントレード】
・ポジショントレードの特徴
ポジショントレードは一週間以上保有して売買する長期投資向けのトレード手法です。売買によるキャピタルゲインだけでなく、スワップポイントと呼ばれる金利で利益を得ていくことも出来るのが特徴です。
一度のトレードで得られる利益や損失は数百~数千以上pipsととても大きいものになるため、年単位のトレードを視野に入れる必要があり、長期的な戦略を練る必要があります。
・ポジショントレードが向いている人
ポジショントレードは、仕事が忙しく頻繁にチャートをチェックしたくない、短期ではなく長期的な目線で投資をしたい人に向いています。
ポジショントレードの場合、日足よりも週足、月足をチェックすることになるため、頻繁にチャートを確認する必要がないからです。
また、外貨貯金より効率よく運用したい場合や投機的ではない投資をしたい人にも向いています。
・ポジショントレードが向いていない人
ポジショントレードは長期的な目線で投資戦略が出来なければ資産を大きく減らすことになりかねないため、トレード経験や経済知識が薄い人には不向きです。
初心者におすすめなトレード方法は?
海外FX初心者におすすめのトレード方法は、スキャルピングです。
理由は、ハイレバと相性がいいからです。数pipsの利益であっても100倍以上レバレッジがかけられる海外FXは、資金をより効率的に増やすことが可能です。
ここでは、ハイレバ×スキャルピングを上手にやっていくうえで重要な3つのポイントを解説します。
1.狭いスプレッドかつ値動きが活発な通貨での取引
2.レンジ相場でトレードする
3.ルールに沿って機械的に損切と利益確定する
【狭いスプレッドかつ値動きが活発な通貨での取引】
まずトレードする際、最初に通貨ペアを決めますが、このときスプレッドが狭く値動きが活発な通貨を選びましょう。特にスプレッドの狭さを優先させてください。
この理由としては、スキャルピングの場合利益幅が小さいためスプレッドが広いと利益が出にくく、加えて海外FXは取引手数料が発生する場合が多いからです。目安としては、広くても1.5pips程度までが好ましいでしょう。
【レンジ相場でトレードする】
レンジ相場はトレンド相場と比べて反転するタイミングがわかりやすく、利益確定や損切も設定しやすい特徴があります。
15分足でレンジ幅は10~30pips位を目安にトレードするのがおすすめです。
時間足が長すぎると、エントリータイミングが絞られてしまうし、逆に短すぎるとレンジの信頼性が低くなってしまう可能性があるからです。
また、レンジ幅に関してもこれくらいの幅でないと取引コストに対して適切な利益を獲得できません。
【ルールに沿って機械的に損切と利益確定する】
レンジ相場の価格を指値に半値の位置に損切りを置くことが大切です。
例えば上下30pipsのレンジ幅であれば
・利益確定は、20pips
・損切は、10pips
を目安にルールをつくり機械的にトレードしていきましょう。
まとめ
今回はトレード手法と向き不向き、初心者におすすめの手法について解説しました。
今回の記事を参考にトレードをしていってトレード精度を上げていってみてください。
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