海外FXは国内FXと比較して、より大きなリターンを狙える点が魅力です。
しかし、海外FXでは規約違反のトレードを行ったことで口座が凍結され、せっかく獲得した資金が出金できなくなったという事例も散見されます。
このような事態にならないためにも、海外FXのトレードを始める前にやってはいけないことを理解することが重要です。
今回の記事では日本人FXトレーダーに人気の海外FX「BigBoss(ビッグボス)」の規約違反について解説していきます。
自分で稼いだ利益を失わないために、海外FX初心者の方はぜひ最後までご覧ください。
BigBoss(ビッグボス)の利用規約とは
BigBossを利用する際には、利用規約への同意が必須です。BigBossの利用規約はアカウント開設の際に内容を確認することができます。
利用規約にはBigBossでトレードをするうえでの約束事が記載されています。ここに記載のある約束事に反する行為をすると、不正取引を行ったとみなされます。
BigBossから公表されている不正取引は以下の3つです。
・2つの異なる口座で両建て取引を行った場合
「両建て」とは、同じ通貨ペアで売り・買い両方のポジションを保有するトレードのことです。
BigBossでは同一口座内での両建ては認められていますが、BigBoss内での複数口座や他のFX業者を使った両建て取引は禁止されています。
・週明けや指標発表時などの値が飛びやすい時間を狙った取引を行った場合
経済指標などが発表された直後は、為替相場には急激な変動が起こります。
この急激な変動を見越したハイレバレッジトレードは、BigBossで禁止されている取引手法のひとつです。
・当社の判断により公平性の欠ける取引を行った場合
BigBoss側に公平性に欠けると判断された取引も不正取引の対象となります。
具体的にどんなトレードが公平性に欠けるかが明記されていないので、この取り決めは例外的なケースを取り締まるためにBigBossが用意したものだと考えられるでしょう。
このように、BigBossにはトレードをするうえで不正となる取引が定められています。
ここでご紹介した内容は利用規約に記載のある一部にすぎませんので、BigBossでトレードを始める前に利用規約はしっかりと読むようにしましょう。
BigBoss(ビッグボス)の利用規約を守らないとどうなる?
BigBossの利用規約に反するトレードを行った場合は、口座凍結される場合があります。
口座が凍結されると、FXトレードをすることができないことはもちろん、口座からの出金も行うことができません。また、一度完了したトレードを取り消しにされることも。
BigBossでの口座凍結はメールによって通知されます。メールには口座凍結になった理由も記載されていますので、もし納得がいかない内容であればサポートセンターに問い合わせてみてもいいでしょう。
ただし、口座凍結が行われた後に凍結解除となった事例はあまり報告されていません。これまで大きな稼ぎを出したとしても、口座が凍結されてしまえば獲得した資金が無駄になってしまいます。
規約違反に該当するようなトレードは絶対に避けるようにしてください。
海外FXをするうえで避けるべきトレード手法
海外FXにはトレードにおける「お約束」があります。
BigBossにて不正取引と認定されてしまう条件のひとつに「当社の判断により公平性の欠ける取引を行った場合」というものがありました。
海外FXの常識を知っておけば、このBigBossの運営側から不正とみなされるトレードを限りなくゼロに近づけることができるでしょう。
ここでは海外FXで一般的に禁止とされているトレード手法をご紹介していきます。
◆複数口座間の両建て取引
海外FXでは複数口座間での両建ては禁止されています。こちらはBigBossでも不正取引として定められているトレード手法ですね。
複数口座間の両建てが禁止されているおもな理由は、海外FXの「ゼロカットシステム」が大きく関わっていると考えられます。ゼロカットシステムとは、トレードで大きな損失を出した場合に、口座残高を上回るマイナスが生じても口座残高以上のマイナス分は海外FX業者側が補填するという制度です。
この制度を利用すれば、仮に複数口座間の両建てが可能な場合、トレーダー側は確実に損をしないトレードをすることができます。
どういうことかと言うと、売りと買いの両方のポジションを持つことで一方は損失が出ますが、ゼロカットシステムにより損失は最小限に抑えられ、もう一方のポジションで損失を上回る利益を出すことが可能になってしまうのです。
こうしたこともあり、複数口座間の両建て取引は海外FX業者の側からすれば決して都合の良いものではなく、結果として禁止とする対応が取られているものとみられます。
◆経済指標発表時のハイレバレッジトレード
為替が大きな値動きをする経済指標発表時のハイレバレッジトレードは、こちらもBigBossが定めているのと同様、海外FXでは禁止されていることが一般的です。
経済指標の発表に合わせてハイレバレッジトレードを仕掛けた場合、上手くいけば大きなリターンを得ることができますが、反対に損失が膨れ上がることも。
ゼロカットシステムが採用されている海外FXでは、こうしたイベント時に出るトレーダーの損失分を海外FX業者側が補填しなければなりません。
従ってこのゼロカットシステムによる損失補填が大幅に増えるおそれがあるので、経済指標発表時を狙ったハイレバレッジトレードは禁止されていると考えられます。
◆裁定取引(アービトラージ)
裁定取引(アービトラージ)とは、同一の商品(通貨ペア)を複数のFX業者で比較して、価格の安いほうで買い、高くなったら売るというトレード手法です。
為替のレートはFX業者間で異なりますし、時間によって細かく変動しています。その微妙な価格のズレを狙って、トレードを行うのが裁量取引です。この取引手法を行えば、理論上は必ず利益を出すことができます。
そのため裁量取引は海外FX業者の側からすると好ましいものではなく、禁止としている業者が多いと推測されます。
◆接続遅延・レートエラーを利用した取引
サーバーの処理が間に合わない状況を狙った意図的なトレードは禁止されています。
経済指標発表時などには大きな為替の値動きがあり、アクセスが集中してFX業者のサーバーが動かなくなることも。その際には為替レートの動きが一時的に止まる場合もあります。
表示されている金額よりも本来はもっと高くなるような通貨を、意図的に大量買いするようなトレードは厳禁です。
◆窓開けを狙ったトレード
窓開けとは、「金曜日の夜」の終値と「月曜日の朝」の始値の価格差を指します。
金曜日の夜にはFX取引ができなくなりますが、通貨のトレードは土日でも海外で行われますので、月曜日の朝には自分のポジションにも変化が現れることも。
しかし土日に大きな為替変動が予測される場合、かつ窓開けのタイミングだけを狙ってハイレバレッジトレードを繰り返すような行為は、海外FX業者の定める禁止事項に抵触し、警告や最悪の場合口座凍結に至ってしまうこともあるのです。
これは顧客であるトレーダーの資産を保持するためという理由に加え、万が一トレーダー側に大きな損失が生じた場合、ゼロカットシステムを要因として海外FX業者の側で大きな損失補填が生じることを避けるためでしょう。
◆ボーナスの不正獲得
BigBossをはじめとして、海外FX業者には口座開設ボーナスや入金ボーナスなどのボーナス制度があります。
ボーナスは自己資金を使うこと無く、FXトレードを行うことができるトレーダーにとって嬉しい制度です。
このボーナス欲しさに家族や友人・知人の名義を使って本人以外がアカウントを発行した場合、それが発覚した時点で規約違反及び口座凍結の対象となります。
まとめ
海外FXにはトレードにおけるルールが存在します。
BigBossでトレードを始める前には、必ず利用規約に目を通してから口座開設をしましょう。
FX初心者の方であれば、規約違反になるようなトレードをすることはほとんど無いかと思いますが、トレードに慣れ始めたら注意が必要です。
BigBossの利用規約は口座開設と同時に確認できますので、まずは口座開設から始めてみてください。
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