通貨の強弱とはなに?海外FX初心者に分かりやすく解説!

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FXをこれから始めようと思っている、興味を持っているという人も多いかと思います。

FXを行う上で重要になってくるのが通貨ペアです。どの通貨の組み合わせを選ぶかによって運用方法や予想される利益は大きく変わってきます。

この記事では海外FX初心者に向けて、通貨の強弱を中心に価格がどう動くのかなどについて解説していきます。

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通貨の強弱とは?

通貨強弱は「どの通貨が買われ、どの通貨が売られているか」を示したものです。

FXはさまざまな通貨ペアが存在し、その需要と供給は天秤のようなバランスを示します。

強い通貨は買いが先行し、逆に弱い通貨は売りが先行することが多いです。FXの世界では常にこの強い通貨と弱い通貨の両方が存在します。

ここからわかることはどの通貨が買われやすく、どの通貨が売られやすいかという大まかな流れです。このように通貨の強弱からは市場の動きがある程度わかります。

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通貨の強弱でわかること

通貨の強弱を確認することでその通貨が今買われているのか売られているのかを知ることができます。

通貨の強弱が大きく傾いている場合、価格の急騰・急落が予想されます。この情報からどの通貨を買って、どの通貨を売ればよいのか見当をつけることが可能です。

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通貨の強弱は何で確認する?

通貨の強弱をどのように理解し、そこからどのようなことがわかるかを説明してきました。

ここからは実際にどのような方法で通貨の強弱を確認するかを解説していきます。解説する内容は以下のとおりです。
・アプリ
・ツール
・インジゲーター
・専門サイト

アプリ

アプリではチャート形式で通貨の強弱を確認することが可能です。チャートの場合時系列で通貨の強弱を確認できる強みがあります。

その理由は、たとえば円が現時点で強いという情報だけでなく、過去からどのような流れで強い状態にあるのか知ることができるからです。

今まで右肩上がりで円が強くなってきていた場合と、今はまだ強いと言えるが右肩下がりの傾向にある、という場合で評価は変わってきます。

チャート形式だと過去からの時系列をみて、将来的に通貨が強くなっていくか弱くなっていくかを検討することが可能です。

チャート以外にも通貨の強弱を色で判別することができるヒートマップやどの通貨ペアが上昇傾向にあるかをランキング形式で表示したものもあります。

またアプリであればスマホ1台でどこでも通貨の強弱をリアルタイムに知ることができます。

ツール

ツールと聞くと業者から有料で購入しなければいけないようなイメージを持つ人もいるかと思いますが、インターネット上から無料で使えるツールもあります。

スマホアプリは便利なのですが、画面が小さいという欠点もあります。大きな画面でしっかりと通貨の強弱を確認したい人には、パソコンとツールを用いる方法がおすすめです。

インジゲーター

「インジゲーター」という言葉は本来は計器、指標などを意味しています。FXの世界ではチャート上であったり下部に表示されるサポートツールのことを指します。

インジゲーターには大きく分けて2種類あり、トレンド系とオシレーター系です。

トレンド系は相場の大まかな流れを理解するのに適したインジゲーターです。実際の取引では右肩上がり、もしくは右肩下がりの一方向に進んでいくトレンド相場というものがしばしば発生します。

このような相場の流れを的確に素早くつかむのにトレンド系は向いており、トレンド相場に従った順張り取引をしやすいです。また相場の中長期的な流れを見る際にもこのタイプのインジゲーターは有用です。

トレンド系インジゲーターの種類としてはSMA(単純移動平均)、一目均衡表、ボリンジャーバンド、EMA(指数移動平均)といったものがあります。

一方のオシレーター系は、現在の状況でその通貨が買われすぎなのか売られすぎなのかを判断するインジゲーターです。

大まかな流れをみるトレンド系とは違い、瞬間的な相場の状況を分析することで次に通貨が買われるのか売られるのかを予想します。

オシレーター系は相場が短期的に上下変動を繰り返すレンジ相場での使用に適しています。先の動きが読めないときに現状を評価できる点がメリットです。

専門サイト

通貨の強弱はさまざまなアプリ、ツール、インジゲーターで理解することができます。

しかしなかにはダウンロードから設定までを自分で行わなければいけないものもあります。こうした段取りは初心者にはハードルが高いでしょう。

そんな場合におすすめなのが専門サイトです。専門サイトはFX業者が運営しており、無料で通貨ペアの強弱やそのランキングを確認することができます。

初心者はこうした専門サイトを利用して、徐々に自分にあった分析方法や表示方法を見つけていくのがおすすめです。

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通貨が強くなると価格はどう動く?

ここからは通貨が強くなると価格がどう動くのかを解説します。ここでは例としてドル円の通貨ペアを想定し、円が強くなったと仮定します。

通貨の強弱は相対的な指標です。そのためある通貨が強くなれば、別の通貨が必ず弱くなっています。そして多くの場合、強くなった通貨は買われ、弱くなった通貨は売られることが多いということは前述しました。

ここでは円がドルより相対的に強くなった市場を想定しています。そのためドル円で取引しているトレーダーたちはドルを売って円を買うことが考えられるでしょう。こうして円高ドル安の流れが進んでいきます。

このように、ある通貨が強くなるとその価格は高くなる傾向があると言えます。

ただしこれは永続するものではなく、円の価格がある程度高くなった段階で利益を得るために円を売るトレーダーも出てきます。そうなれば反対にドル高円安が進みます。

またそのほかアメリカと日本の経済動向やそのほか世界経済の変化といった要因でも価格が変動します。

通貨の強弱はそれだけで価格が変動するわけではありません。しかし海外FXにおいて重要な指標であり基礎となる内容ですので、しっかりと仕組みを理解するようにしましょう。

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通貨の強弱を活用したトレード手法は?

通貨の強弱は価格の変動に大きく関係しています。しかしその変動の仕方は状況によって変わってくるものです。ここでは通貨ペアの選び方と、価格が細かく上下変動するレンジ相場での手法を解説します。

FXの基本は「安く買って、高く売る」です。なのでもっとも強い通貨ともっとも弱い通貨の通貨ペアを選ぶと 利益を出しやすくなります。

強い通貨と弱い通貨をペアとした場合、価格が一方向へ流れるトレンド相場が形成されやすくなっています。そのため売買の判断がしやすい特徴があります。

通貨強弱を活用した手法にはスキャルピングという方法もあります。これは数秒から数分という短い間隔で取引を繰り返し、小さな利益を積み重ねるやり方です。

このスキャルピングに通貨の強弱を活用する場合、ドルと円の組み合わせで例えると、2つの通貨が同じくらいの強さになり、円が強くなれば売り、ドルが強くなれば買いを実行します。その後、再びドル円の強弱が同じになったタイミングで決済注文を入れるという手法が考えられます。

この方法は2つの通貨が同じくらいの強さでどう変動するか見通しがたたないときに有効です。

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通貨の強弱を利用して取引しよう

ここまで通貨の強弱を中心に考え方や取引手法について解説してきました。

通貨の強弱はFXにおいて基礎とも言える重要な考え方です。これを理解できれば、実際の取引でも瞬時に正確な判断を下せるようになります。通貨の強弱を利用してぜひともFX取引を始めてみてください。

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