XM（XMTrading）でMT4を起動してチャートを表示しようとしたときに『アップデート待機中』という画面になったことはないでしょうか。
アップデートのために待機できないなら仕方ないと思う人もいるかもしれませんが、このような表示が現れた場合、取引口座にログインできないことを原因とするエラーの可能性が考えられます。
取引したいときやチャートを確認したいときにログインできないという状態はすべてのトレーダーにとって避けたい状況です。
この記事ではそのような状況に対応できるように、XMで「アップデート待機中」と表示される原因やその解除方法、またMT5でも同様のエラーが発生するのかを中心に解説していきます。
XMで『アップデート待機中』と表示される7つの原因とは？
XMのMT4にログインしようとしたときに『アップデート待機中』と表示される原因には、以下のものがあげられるでしょう。
・ログイン情報の入力ミス
・デモ口座の有効期限切れ
・リアル口座の凍結
・XM側でのトラブル
・口座に対応した通貨ペアを選んでいない
・自宅の通信機器トラブル
・マーケットがお休み状態
・MT4が最新の状態ではない
それぞれについて詳しくみていくことにします。
・ログイン情報の入力ミス
ID(口座番号)、パスワード、取引サーバが間違っている場合に『アップデート待機中』となってしまうことがあります。
この場合、ステータスバーに『回線不通』『無効な口座』『コモンエラー』のいずれかが表示されます。
この場合、正しい情報を入力して再ログインすれば問題は解決するでしょう。
・デモ口座の有効期限切れ
『口座が無効になりました』というメッセージが出ている場合、この理由が該当します。
XMのデモ口座は最後にログインした日から90日間が有効期限となっており、この期間を過ぎると使えなくなってしまいます。
XMではデモ口座を一人あたり最大5つまで保有できます。デモ口座がひとつ使えなくなったからとあわてることなく、新しい口座をつくりましょう。
・リアル口座の凍結
デモ口座ではなくリアル口座で『口座が無効になりました』というメッセージが表示される場合、口座凍結の可能性があります。
口座凍結は90日間取引や入金がない場合、あるいは規約違反が認められた場合になってしまうことがあります。
取引や入金がないことによる口座凍結は、サポートに連絡することで解除することが可能です。
不正取引や規約違反による場合はほかの業者を利用するよりありません。
・XM側でのトラブル
XMをはじめとするFX業者では定期的にサーバメンテナンスを行うため、トレーダーがログインできないようにすることがあります。
この場合、トレーダー側からできることはありませんのでメンテナンス完了まで待つしかありません。
・口座に対応した通貨ペアを選んでいない
通信状況は正常なのにチャートが表示されず『アップデート待機中』になっている場合、正しい通貨ペアを選べていないことが考えられます。
このケースではMT4の「表示」から「通貨ペアリスト」を選択、自分のみたい通貨ペアをクリックしてから「表示(S)」を選択することでチャートがみられるようになります。
・自宅の通信機器トラブル
自宅のネット回線が何らかの要因で接続不安定となっている場合に表示されるケースもあります。
ネット回線が接続不安定だとトレードでも不便です。ネット回線は快適な状態を保つようにしましょう。
・マーケットがお休み状態
マーケットがお休み状態になっているとチャートが『アップデート待機中』と表示されます。
さらにステータスバーは『回線不通』となり、マーケットが開くまで利用することができませんので、開場時刻まで待つようにしましょう。
・MT4が最新の状態ではない
長い期間MT4を使っていなかった場合、最新のアップデートが行われていないことも考えられます。
これに当てはまると思われる場合、「ヘルプ(H)」のバージョン機能からアップデートを実行しましょう。
解除する方法は？
ここまで、XMでMT4を開こうとしたときに『アップデート待機中』と表示される原因について、ユーザの入力ミス、サーバトラブルなどをはじめ、さまざまなものが考えられることをみてきました。
こういった問題に対する適切な対処法を身に着けておくことで、いざというときに落ち着いた行動をすることが可能となります。
ここからは『アップデート待機中』を解除する主な方法として、
・口座への入金を行う
・サポートへ連絡する
・環境を改善する
・問題解決まで待つ
の4つをそれぞれ解説していきます。
・口座への入金を行う
リアル口座が凍結ではなく休眠扱いとなっている原因は取引や入金が一定期間されていないことによるものです。休眠扱いは、長期間口座の利用がない場合に発生します。
このケースでは少額であっても口座への入金が確認されれば休眠状態は解除されます。仮に長期間取引しないことがあったとしても定期的に入金はしておくのがおすすめです。
XMの最低入金額は約500円となっていますので、それほど大きな負担にはならないでしょう。
・サポートへ連絡する
原因がはっきりしない場合はサポートに連絡するのもひとつの手です。原因がわかるだけでなく、解決方法を提示してくれる可能性もあります。
もし自分で調べてもわからないときはサポートに連絡するようにしましょう。
・環境を改善する
XMで『アップデート待機中』の画面が出る原因は必ずしも取引プラットフォームに関係するものばかりではありません。
自宅のネット接続やスマホに不具合があれば、XMの口座やプラットフォームに問題がなくともエラーが発生してしまいます。
FXトレードをしていく上でもネット環境や通信機器の性能は重要ですので、環境はしっかりとしたものにしておくようにしましょう。
・問題解決まで待つ
問題のなかには市場がお休みであったり、業者によるサーバメンテナンスなど自分では解決できない問題もあります。このような場合は待つしか方法はありません。
ただし何かしらのエラーやログインできない不具合が起きたときはなるべくその原因を把握できるよう努めるとよいでしょう。放置していると問題が悪化する可能性もあります。
MT5ではこの表示はされない？
MT5であっても『アップデート待機中』の表示はされる可能性があります。原因が同じであれば、基本的にはMT4と同じ状況になると覚えておけば間違いありません。
逆に言えばMT4と同じ対策をしておくことで、MT5でエラーが発生することを避けられます。
MT5はMT4と同じシリーズの取引プラットフォームだけあって共通点も多く、エラーへの対策も同じものをそのまま適用できることがあります。
『アップデート待機中』の表示が出てもあわてる必要はない
ここまでXMのMT4、MT5で『アップデート待機中』と表示されたときの原因と対策を中心に解説してきました。
このメッセージが表示されるときは何らかの原因によってエラーが起きている可能性が高いです。
ただしそのエラーはIDやパスワードの打ち間違いやネットへの接続不安定など、自分で対応することで解消することも可能なケースもあります。
自分で解決できないケースであっても市場がお休みであったり、サーバメンテナンス中であったりと時間がたてば解決することもあります。どうしても原因がわからなければサポートに問い合わせるのも有効な方法です。
これに限らず、何らかのエラーが起きたときはあわてずにまずは原因を把握するようにしましょう。
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