日本のFX会社にはない特徴を備えたBigBoss(ビッグボス)などの海外FX会社では特徴に合わせてさまざまなスタイルのトレードができます。なかでも高レバレッジのトレードや高速スキャルピングに魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。
ですが、高レバレッジや高速スキャルピングのトレードをする場合はその取引環境が整っていることがとても重要です。この記事では取引環境のなかでも直感的にわかりづらいストップレベルに焦点を当てて解説します。ストップレベルについて学んで効率的な利益を目指しましょう。
ストップレベルとは?
ストップレベルとは、注文を出す際に現在価格から最低限離さなければならない値幅のことをいいます。言葉で説明されてもイメージしにくいでしょうから、具体例を示しながら解説していきましょう。
例えば、米ドル円ペアの現在価格が100.000円とします。このとき、ストップレベルが1pipsの口座を利用していると指し値や逆指し値の注文は100.011円以上もしくは99.989円以下から可能です。
つまり、現在価格からストップレベル分の値幅の価格を指定した注文を出すことができません。この例でいうと100.010円から99.990円を指定した指し値や逆指し値の注文ができないということです。
逆に、ストップレベルがゼロの口座であれば何も考えることなく表示されているままの金額で注文を設定することができます。
●ストップレベルのデメリット
ストップレベルが設定されていると、先に紹介したとおり想定した値段に注文が設定できないというデメリットがあります。このデメリットはあまり目立たないかもしれませんが、売買の回数が多くなるスキャルピングや取引が自動でおこなわれるEAを使用したときに影響が大きくなることが特徴です。
たった数pipsの値幅といって侮っていると、後々大きな差となって利益金額が少なくなる可能性があります。そればかりか、得られるはずだった利益を逃し損失となる可能性すらあるのです。
●ストップレベルの確認方法
ストップレベルはログイン後の取引画面で確認することができます。この記事では多くの海外FX会社で採用されているMT4とMT5の場合について解説しましょう。
まず、MT4またはMT5にログインして、ストップレベルを確認したい通貨ペアの気配値表示ウィンドウで右クリックしてください。右クリックしたあとに表示されるメニューから「仕様」を選択し「ストップレベル」の欄に表示されている値がその通貨ペアのストップレベルです。
ストップレベルはポイントで表示されているので、pipsに換算するには表示されている値を10で割ってください。例えば、ストップレベルに12と表示されている場合はその通貨ペアのストップレベルは1.2pipsです。
BigBoss(ビッグボス)のストップレベルは他社とどう違う?
ここまでストップレベルについての一般的な知識を紹介してきました。ここからは海外FXのなかでもBigBoss(ビッグボス)のストップレベルについて解説していきます。
●BigBossのストップレベル
取引量の多い米ドル円でいうと、BigBossのストップレベルはゼロもしくは1pipsです。なぜ2つの設定値があるかというと、口座の種類によって別々のストップレベルになっていることが影響しています。
BigBossで開設できる口座はスタンダード口座とプロスプレッド口座の2種類です。スタンダード口座のストップレベルがゼロで、プロスプレッド口座のストップレベルが1pipsに設定されています。
スタンダード口座はストップレベルがゼロに設定され、取引手数料が無料な代わりにプロスプレッド口座よりも通貨ペアの売買金額の差であるスプレッドが少し広いのが特徴です。一方、プロスプレッド口座はストップレベルが1pipsで取引手数料がかかる代わりにスプレッドが狭くなっています。
どちらの口座を開設するかはトレードのスタイルに合わせて選択しましょう。どちらの口座も開設はとても簡単です。
●BigBossのストップレベルを他社と比較
BigBossのストップレベルはほかの海外FX会社と比較しても狭くなっています。スタンダード口座はストップレベルが0pips~の設定です。そのため、0pipsである米ドル円などでは制限されることなく思ったとおりの値段に注文を設定することができます。
さらに、スプレッドの狭いプロスプレッド口座の設定は1pips~です。通貨ペアと口座のタイプにもよりますが、会社によっては10pipsを超える値幅が設定されていることを考えると、BigBossのストップレベルは他社と比較しても狭いといえるでしょう。
ストップレベルの狭いBigBoss(ビッグボス)ではどのようなトレードがおすすめ?
ここまでの解説で、ストップレベルに関する知識とBigBossのストップレベルについて学ぶことができたのではないでしょうか。では実際にどのようなときにストップレベルが狭いことが生きてくるでしょう。
ここからはトレードのスタイルごとにストップレベルが狭いことのメリットを紹介します。
●スキャルピング
短時間で売買を繰り返すスキャルピングトレードではストップレベルが狭いことが有利に働く場面が多いです。特に、高レバレッジで狭い値幅の利益確定と損切りを狙うような取引ではストップレベルが広いと、そもそも指し値と逆指し値の注文が成立しません。
高レバレッジのスキャルピングを行う場合、思い通りの価格で取引するために、ストップレベルが狭いことは前提条件といえるほど重要なのです。この点においてBigBossのプロスプレッド口座はスプレッドが狭いうえに取引手数料が比較的安価でストップレベルも1pips~なのでぴったりの口座といえるでしょう。
●トレール注文
現在の取引価格に合わせて指し値または逆指し値の注文価格を変更するトレール注文を設定する場合にもストップレベルは非常に重要です。トレール注文では、設定した値幅に応じて現在価格に応じて都度決済の注文価格が変更されます。
注文価格が細かく変動する特徴がある注文のため、トレール注文で設定した値幅がストップレベルよりも狭くなってしまうと更新した注文価格が反映されません。すると、想定したとおりの注文価格で決済されず利益が伸びない、もしくは損失が大きくなるといったことになってしまいます。
単純にストップレベルが広いと言われてもどのような不利益があるか想像しづらくても、トレール注文を設定通りに動かすためにはストップレベルが狭いことが重要であることがわかるのではないでしょうか。
●EA
自動トレードをおこなうEAを使用したトレードではストップレベルが狭いことがとても重要です。EAでは新規注文と同時に決済注文を入れるものも珍しくないため、ストップレベルが広いと注文が受け付けられない可能性があります。
すると、決済されるはずだった価格になっても決済されず、利益の確定や損切りの遅れにつながるのです。
そのため、EAの持つ本来の性能を生かすためにはストップレベルは狭いに越したことはありません。BigBossにはスプレッドの異なる口座タイプが用意されているので、EAの特徴に合わせて選ぶのが良いでしょう。
実際のトレードでBigBoss(ビッグボス)の狭いストップレベルの恩恵を実感!
ここまでストップレベルに関して基本的な知識やBigBossの特徴、値幅が狭い場合に適したトレードについて解説しました。ストップレベルの値幅が広いと自由に注文価格を設定することができません。
会社ごとにいろいろなストップレベルが設定されるなか、BigBossは他社と比べてストップレベルが狭いためスキャルピングやEAなどの取引に向いています。また、複数タイプの口座が用意されているためトレードスタイルに合わせた選択が可能です。
口座開設はとても簡単なので、スタイルに合わせた口座を開設してみてはいかがでしょうか。
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