なぜ国内FXではなく海外FXなのか?
海外FXにはいくつかの大きなメリットがある。
ここ数年注目度も高まっている「海外FX」。そもそも、なぜ国内FXではなく海外FXなのでしょうか?簡単な疑問ですが、これに明確に答えることが出来る人がどれ位いるのでしょうか?
日本に暮らしているのならば、わざわざ海外FX会社を選ぶ必要性は無いし、イメージのみで海外FX会社を敬遠してしまっている人も多いと思います。
しかしながら、海外FXには日本国内のFX取引と比べて、大きなメリットがいくつか存在します。ここでは海外FXを利用するメリットについて丁寧に説明していきます。
日本国内では2011年の法改正により、レバレッジ倍率に規制が課せられています。これを受けて、日本国内でのレバレッジ倍率は最高25倍にまで制限される事となりました。以前のようにレバレッジを利用して自己資金以上のポジションを建てて、より効率よく運用が出来なくなり、FX取引の魅力が薄れてしまうという残念な結果になってしまいました。
それに比べ海外FX会社では、「レバレッジの管理はお客様が自由に設定するべきである」という考え方に立ち、ハイレバレッジ取引を認めています。海外FX会社によって差はありますが、200倍~1000倍超の倍率が最大レバレッジとして提供しています。アメリカ雇用統計発表など勝負どころでハイレバレッジを掛けた取引が出来るので、よりダイナミックかつ効果的な投資ができる環境となっています。レバレッジの掛け過ぎはリスクを伴いますが、その分取引量を小さくすることでリスクを調節することができます。低いレバレッジを好まれるお客様のことを考慮し、1倍~50倍程度の低めのレバレッジももちろんご用意があります。
国内FXの場合、為替相場の急変によって証拠金以上の損失を出した場合にはその損失を請求される「追証(追加証拠金)」というものが発生します。したがって国内FXでは、FX取引で負けが重なると、今まで積み上げてきた取引利益と入金した証拠金がなくなるだけでは済みません。最悪の場合、追証の請求により、投資金額以上の金銭負担が発生してしまう可能性があります。
しかし海外FX会社では、証拠金以上の損失が発生してマイナス残高になった場合、口座残高をゼロに戻して損失を証拠金だけにする「ゼロカットシステム(ゼロカット制度)」という仕組みが採用されています。このお蔭で、FX初心者の方でも安心して取引をすることができます。
リスクが証拠金のみに限定されるというのは、安心して取引ができる大きなメリットであり、レバレッジを高く設定できる海外FXにはなくてはならないの制度です。
日本のFX会社は、お客様からの注文を一旦自社のディーリングデスクで受け、そのまま直接金融機関等への注文取次を行わず、社FX会社内に貯まった顧客の注文同士を処理するディーリングデスク方式(DD方式)を採用しています。この方式ではFX会社がお客様の注文相手となり、利益相反関係が発生してしまいます。再枠のケースでは、国内FX会社が大きな利益を上げると同時に、お客様が大きな損失を被る事態が起こりえます。この処理はしばしばブラックボックスではないかと言われることもあり、とても公平な取引環境とは言えません。
それとは対照的に、海外FX会社では、ディーリングデスクを介さない「ノンディーリングデスク方式(NDD方式)」を採用しているため、海外FX会社とお客様の間に利益相反は発生せず、非常に公平な取引環境を保つことができるのです。NDD方式では、お客様の注文情報は海外FX会社内で処理されず、海外FX会社が提携しているカバー金融機関や、機関投資家・金融機関が参加しているインターバンク市場へ直結流されて自動処理されます。
日本国内のFX会社は日本円を含む通貨ペアを重点的に取扱商品とする傾向があり、商品ラインナップが豊富とは言えません。国内FX会社と比較して海外FX会社では、投資商品や取引のスキームが多く、日本では取り扱われていない銘柄や商品が数多く存在します。
FX通貨ペア銘柄の他に、コモディティ(農作物や原油など)、世界の主要株式指数(日経平均やダウ平均など)、貴金属などのCFD商品を取り扱っており、投資ポートフォリオのリスク分散が可能です。近年、一部の海外FX会社では、世界の主要株式市場に上場している優良個別株式や、ビットコインを含む仮想通貨のCFD取引ができるところも増えてきています。例えば、IFC Marketsでは、日米株式だけでなくドイツやイギリスなどの欧州企業の株式、ひいてはオーストラリア・NZ株式、ロシア株式、中国株式を取引できます。
これらバラエティに富んだ取り扱い商品を同一のFX口座で取引できるので、資産管理も非常にかんたんです。リスクヘッジの意味でも、CFD商品を取引できるのは海外FX会社のメリットであるでしょう。