終値(おわりね)とは、株式やFXなどの1日の取引活動を通して、取引終了時に発生した価格のことを言います。「引値(ひけね)」とも呼ばれます。
FX取引の為替レート分析において、終値が前営業日と比べて高かったのか、それとも安かったのかは翌日の取引戦略を判断する材料としても利用されます。このように、1日の終値が参照されることが多いのですが、時間単位、週単位、月単位、年単位など、異なる時間軸でも終値は利用される場合があります。
FX取引は物理的な取引市場を持たないため、週末を除いてほぼ24時間取引が続いています。そのため、一般的に、ニューヨーク市場における夕方5時の為替レートがその日の終値として参照されます。
他方、取引開始時に発生した価格を始値と呼びます。