移動平均線とは、過去のある期間の終値を平均し、それらの値をチャート上でつなげた線のことを言います。移動平均線は様々なテクニカル分析に利用され、為替相場のトレンドを理解するのに重宝します。
移動平均線は終値の平均を取る期間を変えることができ、日足では5日・25日・75日、週足では13週・26週・52週、月足では12か月・24か月・60ヶ月などが良く利用されています。例えば、25日移動平均線というのは、1日が経過するたびに過去25日間の終値の平均を算出して、その結果をチャート上で線として結んでいます。
チャート上に、平均値を取る期間が短い移動平均線(短期戦)と平均値を取る期間が長い移動平均線(長期戦)を同時に表示させることが一般的で、ゴールデンクロス、デッドクロスと呼ばれる売買サインの予測に利用されます。