PMI(Purchasing Manager's Index)とは、製造業・サービス業の購買担当者を対象に、新規受注・生産高・受注残・価格・雇用・購買数量などに関するアンケート調査や聞き取りを行い、集めたデータに一定のウェイトを掛けて算出した指数です。「購買担当者景気指数」とも呼ばれます。
とりわけ、製造業の購買担当者は、取引先動向、製品の需要、自社生産計画を見極めて仕入れを行うため、彼らの景況感は数か月先の景気動向を敏感に映すと言われています。そのため、PMIは景気の先行指標としての性質を持っています。
PMIは50が基準値とされており、50を上回ると「景気拡大」、50を下回ると「景気後退」と判断されます。国際的には、米国のサプライマネジメント協会(ISM, Institute for Supply Management)がまとめる景気指数「ISM製造業景気指数」と「ISM非製造業景気指数」がFX市場で大きな注目度を集めています。
ISM製造業景気指数|海外FXお役立ちガイド
ISM非製造業景気指数|海外FXお役立ちガイド