ポートフォリオとは、「芸術家など個人の作品集」「書類入れ鞄」など日常的に使われる言葉ですが、投資・金融業界では、「現在投資している資産・銘柄の構成一覧」を意味します。
金融業界でオンライン化が進む以前の1990年代中ごろまでは、株式や債券などは紙ベースでやり取りされており、紙ばさみに挟んで保管されていました。そのため、「ポートフォリオ」という用語が使われ始めたようです。
機関投資家・個人投資家の両方にとって、ポートフォリオ運用という考え方は投資において重要なアイディアです。手持ちの資金を1つの銘柄・投資対象に全投入するのではなく、株式、債券、FX、投資信託、ETF、金など様々な資産に分散投資することで、リスク分散をして投資リターンの最大化を図るアプローチは全ての投資家にとって有効な戦略と言えます。
また、一度構築したポートフォリオをそのまま放置せず、相場の状況に応じて資産構成のポジションを調整していくことも大切です。