ポジションテイカ―(Position Taker)とは、自分の相場観を頼りに自らリスクをとってポジションを建て、投機による収益を狙う市場参加者を指します。これはFX市場に限らず、マーケット全体に使われる用語です。
ポジションテイカーの例としては、金融機関において自己売買取引を行う「プロプライアトリーディーラー(プロップディーラー)」が挙げられます、プロップディーラーは、銀行間取引を担当するインターバンクディーラーとは違い、自分のタイミングでポジションを保有し、それを決済することでより大きな利益を会社にもたらすことが職務となります。
ニュースや経済指標、そして国内外の市場関係者との情報交換によって得られた情報や、 社内の調査分析部門のレポートなどを参考にしながら、最終的にポジションテイカー自身が投資タイミングを判断しています。年収は出来高によって左右されることが多く、若くして巨額の報酬を得ているポジションテイカーも少なくないが、出来高が目標に達しなかった場合にはレイオフ(解雇)される場合もあります。