現受けとは、FX取引において保有している買いポジションを差金決済(反対売買)して解消するのではなく、対価を支払って外貨としてそのまま受け取ることを言います。 一方、現渡しとは、保有している売りポジションについて、外貨を相手方に支払いその対価を受け取る取引を指します。
例えば、ドル円の買いポジションの現受けでは、ペアの対になっている円を実際に支払うことで買いポジションとして保有しているドルを外貨として受け取ります。ドル円の売りポジションの現渡では、売りポジションの価格をドルで支払い、その対価として同等の円を受け取ります。
出張や旅行などで外貨を頻繁に必要する場合、現受けを行って外貨を確保できるのは便利かもしれませんね。