ニューヨーク連銀製造業景況指数は、米国の12地区連銀の1つであるニューヨーク連銀が毎月中旬に発表する、ニューヨーク州における製造業の景況感を示す指標です。
毎月1日、同州の約200社の製造業経営者に対して、仕入価格、販売価格、在庫水準、受注残、雇用者数などについて、前月との比較と半年後の予想をヒアリングして、指数化されています。
この指標は0が景況判断の分岐点となっており、プラスの値の場合は景況感が良く、マイナスの場合は悪化していることを示します。2002年4月から算出が開始された、比較的新しい経済指標です。
アメリカの製造業関連の指標について、市場参加者はこのニューヨーク連銀製造業景況指数とフィラデルフィア連銀製造業景況指数で大まかな方向性を掴み、翌月のISM製造業景気指数で実際の値を確認するという流れになっています。