FX取引の魅力・メリットの1つは、レバレッジを掛けて自己資金以上の金額でトレードができる点です。このレバレッジを用いた取引を行う際に、取引口座に入金した自己資金が担保の役割をします。
レバレッジを掛けた取引では大きな利益を得られる一方で、損失も自己資金以上に膨らむ可能性も否定できません。そのため、FX会社は投資家が巨額の損失を被らないように、証拠金維持率をベンチマークにして投資家の取引量をコントロールしています。
例えば、「証拠金維持率が100%を下回った場合、新規注文をできないようにする」、「証拠金維持率が20%を下回った場合、含み損を抱えるポジションを自動決済する」、等のルールが採用されています。これらルールの基準となる証拠金維持率の値はFX会社によって異なります。
因みに、証拠金維持率は「有効証拠金÷現在使用中の必要証拠金×100%」という数式で計算されます。