ダン(Done)とは、取引が成立したことを意味するマーケット用語です。とくに、取引所や金融機関において、取引を仲介するディーラーやブローカーの間でよく使われています。
インターバンク市場において、取引が成立した際にディーラーは取引相手にその事実を伝えるため、「ダン」という言葉を使います。これは、オンライン取引が盛んになる以前のボイスブローキング(電話を用いて口頭で取引する形式)が主流だった際の名残です。
一方、ディーラー間で取引が成立しなかった場合は「ナッシング・ダン(Nothing Done)」と呼ばれます。