短期金利とは、1年未満の資金取引で採用される金利のことを言います。これに対して、1年以上の資金取引で適用される金利のことを長期金利と呼びます。
日本の短期金利の代表的な指標としては、「無担保コール翌日物レート」が広く採用されています。これは無担保で行われる資金貸借のうち、翌営業日が資金返済期限となる取引に採用される金利です。日本銀行の金融政策での調整対象にも採用されています。
上で述べたように、短期金利は多くの中央銀行が金融政策の操作目標としているため、短期金利の変動はしばしばFX市場に大きな影響を及ぼします。とりわけ、アメリカの短期金利指標である「FFレート」の変化は注目に値します。