安値(やすね)とは、株式取引市場やFX市場での、一定期間の取引のうち最も安い価格のことを指します。
安値はFX取引で注文を出すときの基準としてよく利用されます。例えば、前日の安値を下回りそうな状況では、これをトレンドの底となって反転上昇すると判断できれば買い注文を出すチャンスとなります。逆に、前日安値を下回ればさらに下落が勢いづくと判断できるなら、売り注文のチャンスとなります。
一般的には、上の例のように、1日の取引中の安値(ニュージーランドのウェリントン市場開始から、ニューヨーク市場終了まで)が参照されることが多いのですが、時間単位、週単位、月単位、年単位など、異なる時間軸でも安値は利用される場合があります。
一方、一定期間の取引のうち最も高い価格を高値といいます。