海外FXで口座開設をし、本人確認手続きを完了したら、トレードを開始する準備を始めましょう。
本記事では、海外FX取引プラットフォームについてとその準備方法、トレードの流れと基本操作について解説していきます。
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取引プラットフォーム(取引ツール)とは、トレーダーがFXトレードを行うためのツールです。
海外FXで取引を行う際は、ブローカーでの口座開設に加え、取引プラットフォームのインストールが必要となります。
国内FXでは各社の独自プラットフォームの提供が主流ですが、海外FXトレードでは以下のような共通プラットフォームが広く利用されています。
海外FX取引でよく利用されているプラットフォームは以下の3つです。
以下で各プラットフォームの特徴をまとめています。
MT4は世界で最も広く普及している人気ツールです。高機能で、豊富なEA(自動売買ソフト)が利用できることが特徴。多くの海外FXブローカーが対応しています。
MT5はMT4の後継版です。MT4より動作が早く、より高機能な点が特徴となっています。定期的なアップデートが行われており、今後も機能が追加される見込みです。MT4同様に多くの海外FXブローカーが対応しています。
cTraderは、MT4やMT5ほど広く普及していないものの、同様に高機能な取引プラットフォームです。直感的で使いやすいと評判です。
取引プラットフォームはダウンロードとインストールを行う必要があります。
ダウンロードは海外FX公式サイトの「取引プラットフォーム」ページから行えます。デバイスごとに用意されている各プラットフォームのダウンロードボタンをクリックし、ダウンロードします。
海外FXで口座開設後に送られてくるメールには、ログイン情報が記載されています。プラットフォームをインストール後、サーバーを選択し、口座番号、自身で設定したパスワードでログインしましょう。
以下は人気ナンバーワンプラットフォーム、MT4とMT5のダウンロード、インストール方法の詳細です。
✅ダウンロード方法はこちら⇒MetaTrader4のダウンロード方法
✅インストール方法はこちら⇒MetaTrader4のインストール方法
チャートとは、通貨の価格変動をグラフ化したものです。プラットフォームには欠かせない基本ツールです。
チャートにより、今の価格が上がっているのか、それとも下がっているのかが一目でわかります。
海外FXでは「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」の二つの分析方法がありますが、テクニカル分析は主にチャートを使って行います。
トレーダーは、チャートから価格の動向やパターンを分析し、将来の値動きを予想します。
基本的なチャートは以下の3つです。それぞれが異なる形で価格変動を表示します。プラットフォームで好きなチャートを設定しましょう。
✅MT4/MT5チャートの基本の設定方法を知りたいならこちら⇒チャートをカスタマイズしてみよう
特にローソク足チャートは、世界中でもっとも広く利用されているチャートです。
ローソク足チャートでは、一本のローソク足から、始値、終値、高値、安値に加えて、上昇トレンドか下降トレンドかといった多くの情報を把握できます。
プラットフォームの準備ができたら、取引が行えるようになります。
しかし、プラットフォームの準備は整ったけれど、次に何を行えばいいのかわからないというFX初心者の方は少なくありません。
以下では、トレードの流れと基本的な注文方法を見ていきましょう。
まずは基本的なFX取引の流れを把握しましょう。
FXで行うことは、ざっくり分けて以下の二つです。
以下で各ステップの流れをご紹介します。
「新規注文を行う(ポジションを開く)」とは、トレードを行うために最初に注文を出すことを指します。
具体的には、次のことを行います。
これでポジションが開きます。
注文が市場で成立することを「約定する」と言い、約定した時点で「ポジションを保有する」ことになります。
海外FX取引の初心者の方には、USD/JPY(米ドル/日本円)やEUR/JPY(ユーロ/日本円)EUR/USD(ユーロ/米ドル)などの取引量の多い通貨ペアがおすすめです。
✅おすすめ関連記事はこちら⇒取引通貨ペアを追加・削除しよう
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取引数量(通貨数)はロット数で指定します。1ロットの通貨数は各FX会社や口座タイプにより異なります。例:1ロット=1000通貨、1ロット=10,000通貨
レバレッジとは、証拠金以上の取引を可能とする仕組みのことです。最大レバレッジが25倍に制限されている国内FXに比べ、海外FX取引では数百倍、数千倍ものハイレバレッジでトレードができることが大きな特徴となっています。
レバレッジは、現在の為替数量x取引数量 ÷ 証拠金で求められます。
例えば、150万円の証拠金のとき、1ドルが150円の時に20万通貨を取引した場合、(150x20万通貨)÷150万=20で、レバレッジは20倍となります。
「決済注文を行う(ポジションを閉じる)」とは、海外FX取引を終了させることです。ポジションを閉じるには、保有しているポジションを反対売買する必要があります。
つまり、買いポジションを保有している場合は売り注文を、売りポジションを保有している場合は買い注文を出します。
利益が出ていれば利益確定を、損失が出ていれば損切を行います。
FXで利用される注文方法のうち、まずは以下の基本的な注文方法を押さえましょう。
成行注文(Market Order)とは現在の価格で即座に取引を行う注文方法です。
FX取引の初心者の方にはもっともわかりやすい注文方法です。
✅成行注文をもっと詳しく知る!⇒成行注文をしてみよう
指値注文(Limit Order)とは、あらかじめ指定した価格で取引を行う注文方法です。新規注文にも決済注文にも使えます。
例:現在の価格が110円の場合:
指値注文は、テイクプロフィット注文(利益確定註文)の注文としてもよく利用されます。
✅指値注文についてもっと詳しく見る⇒指値注文をしてみよう
逆指値注文(Stop Order)とは、指値注文と同様、あらかじめ価格を指定する注文方法です。
しかし、指値注文とは逆に、現在のレートが指定した価格以上になったら買い、指定した価格以下になったら売りを成立させる注文方法です。
例:現在の価格が110円の場合:
逆指値注文は、主に大きな損失を回避するためのストップロス注文(損切注文)として活用されます。
✅逆指値注文についてもっと詳しく見る⇒逆指値注文をしてみよう
✅ストップロス注文とテイクプロフィット注文とは?⇒ストップロス注文とテイクプロフィット注文
こちらでは、海外FXで取引するために不可欠な取引プラットフォームのご紹介とその準備について、そして取引の流れをお話ししました。
以下の記事では、海外FX初心者の方が取引プラットフォームを活用した次のレベルへと進むお手伝いをしていますので、ぜひご一読ください。
基本を知ったら次は応用!✅初心者から一歩前進!取引プラットフォームを使いこなすための実践ガイド