外貨準備とは、国の金融当局が保有している外貨のことを指します。この外貨準備は、対外債務の返済、為替介入、輸入代金決済などに充てられます。
一般的に、外貨準備は、外貨資産(預金、証券など)、IMFリザーブポジション(IMF(国際通貨基金)加盟国が出資金に応じてIMFから借りられる与信相当額)、金、SDR(IMF加盟国が持つ特別引出権)などから構成されます。
日本では、財務省・日本銀行が外貨準備を保有しています。金融当局が保有している外貨準備のことを「外貨準備高」と呼ばれています。日本の外貨準備高は財務相によって「外貨準備等の状況」として、毎月公表されています。
外貨準備高が大きければ対外支払い能力が高いと評価され、日本は世界トップクラスの外貨準備保有国です。