ナンピンとは、自分の想定外の方向に為替レートが動いた際に、平均売買コストが小さくなるように追加注文を行うことを言います。「難平」と感じで表記する場合もあります。
買いポジションを保有していて相場が下落して含み損が発生した時に、追加で買い注文を行う「ナンピン買い」と、売りポジションを保有していて相場が上昇して含み損が出た際に、追加で売り注文を行う「ナンピン売り」の2種類が存在します。
一般に相場が予想とは逆方向に動いている場合にポジションが大きく膨らむと、その分評価損も比例して大きくなるため、無計画なナンピンはおすすめできません。ナンピン戦略が失敗した場合、損切りがしづらい状態になるので、投資手法としてリスクが高いと言えます。ナンピンに限らず、相場のトレンドの逆方向に注文を入れる逆張りは非常に高度な取引戦略です。