金取引とは、金(ゴールド/GOLD)を売買することによって利益を得る取引方法です。歴史があり、安定した価値を持つ金は、「安全資産」として重視されています。
海外FXでも、CFD取引(Contract For Difference/差金決済取引)を利用した金取引が人気を集めています。
本文では、金取引の魅力と、海外FXをはじめとする金投資の種類をご紹介します。
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世界中から熱視線が注がれる金(ゴールド/GOLD)取引。なぜ金への投資はこんなに投資家を魅了するのでしょう?
以下で、金投資がおすすめされる理由を探っていきましょう。
金投資の大きな魅力の一つに挙げられるのは、金はそれ自体に価値があることです。
たとえば紙幣や株式、債券などのペーパー資産は、それを発行する企業などが破綻してしまうと、ただの紙切れになってしまうリスクがあります。つまり価値が無くなってしまうのです。
でも、金はそれ自体に価値が認められています。その歴史を紐解いた時、古代エジプトのツタンカーメンのマスクや、中世ヨーロッパの王冠など、さまざまなものに金が用いられていたのは、大昔から全人類が金そのものの価値を認めてきたからに他なりません。
そうである以上、金が株式や債券などのペーパー資産と同様に、何かの経済・金融ショックが起こることで無価値になるリスクはないと言えるのです。
何かしらのリスクが高まった時、金は非常に強い価値保存力を発揮します。
昔からよく言われるのは「有事の金買い」ですが、これは紛争や戦争、経済・金融ショックなど、人々にとって望ましくないリスクが浮上した時、金が買われるということです。
その理由は第一の魅力でも触れたように、金はそれ自体に価値が認められているからです。
たとえば戦争が起きれば、その当事国の株価はほぼ間違いなく大暴落しますし、その国が発行している国債も、下手をすれば債務不履行になる恐れが生じてきます。
仮に債務不履行にならなかったとしても、恐らくその債券の価値は大きく毀損するでしょう。
そのような事態が生じた時、金投資の意欲が一気に高まります。
金は、非常に流動性に富む商品です。
流動性とは入手しやすく、手放しやすいことを意味します。
それは、誰もが金の価値を認めているからです。たとえ価格が下がることはあっても、無価値になる心配がないため、価格が下がれば必ず誰かが買いに来ます。
したがって、どのような時でも現金化できる安心感が得られるのです。
金にはさまざまな投資法があります。海外FXの他にも、現物取引、先物取引、金鉱株ファンド、ETFなどがあり、現物取引には純金積立、金地金、地金型金貨という3つの種類があります。
いずれも金価格の値動きに応じて取引価格が変動し、値上がり益を得ることが出来るという点では共通していますが、投資する目的、許容できるリスク度に応じて、どれを選ぶかが違ってきます。
以下では、海外FX会社における金投資と、その他の金投資方法について詳しく解説していきます。
海外FX会社では、貴金属CFD取引を利用して金(ゴールド/GOLD)取引ができます。
その最大の特徴は、高いレバレッジで売買できることです。会社によってレバレッジは異なりますが、最大レバレッジで2222倍というところもあります。
ちなみに海外FX会社の場合、1ロットあたりの取引量は100トロイオンスになります。1トロイオンスが2900ドルだとすると、100トロイオンスは29万ドルですから、1ドル=150円換算で4350万円相当の金を売買することになります。
仮にレバレッジが1000倍であれば、4350万円相当の金を4万3500円の証拠金で取引できます。少額の証拠金で、非常に大きな金額の売買が出来るので、それだけ大きなリターンが期待できます。
たとえば上記の例で、1トロイオンス=2900ドルの金を、1000倍のレバレッジに必要な証拠金4万3500円で買った後、金価格が上昇して1トロイオンス=2950ドルになったら、為替レートが変わらなくても、円建ての評価額は4425万円になります。この場合、4万3500円の証拠金に対して、75万円の利益が得られたことになります。
ハイレバレッジで、効率良くリターンを狙えるということは、逆に損をした時のリスクも高くなることを意味します。
したがって、仮にレバレッジが1000倍まで認められる海外FX会社で取引するにしても、相場見通しによほどの自信がない限り、レバレッジは抑え気味にして取引することをおすすめします。
また、海外FXで得た利益は、日本国内において「雑所得」として総合課税の対象になります。給与所得者の場合、年間の利益が20万円を超える場合は確定申告が必要になることを忘れないようにして下さい。
ここからは、海外FX以外の金(ゴールド/GOLD)投資の種類を見ていきましょう。
現物取引とは、金そのものを売買することです。「金」という物質が手元にあることによって、それを所有している実感は、他の取引方法と比べようがありません。
現物取引は概ね以下の3つの方法に分かれます。
初心者が金に投資する場合、最もポピュラーな方法です。口座を開設する運営会社によって異なりますが、毎月の積立金額は数千円程度から始めることができます。
純金積立の魅力は、たとえば1カ月の積立金額が1万円だとすると、それをその月の営業日数で割り、日々、少額で買ってくれる点です。
これによって、金価格が安い時は多めの量を、逆に高い時は少なめの量を買い付けることになるため、長期でそれを続けているうちに、買付価格を平準化できます。いわゆる「ドル・コスト平均効果」が得られ、高値掴みをするリスクが軽減されます。
また、積み立てた金を引き出すことも出来ますし、売却して現金化することも出来ます。
給与天引きで続けているうちに、ちょっとしたお宝をつくることが出来るという点で、初心者から経験者まで利用するメリットの高い投資法です。
いわゆる「金の延べ棒(インゴット)」を購入する方法です。
金地金は貴金属メーカーや地金商などから購入できます。専用口座を開設する必要もありません。スーパーマーケットで野菜や果物などを買う感覚で、金を手にすることができます。
金地金の場合、「フォーナイン」といって、純度99.99%の金を購入することになります。
サイズは最大のもので1キログラム。以下、500グラム、300グラム、200グラム、100グラム、50グラム、20グラム、10グラム、5グラムというように揃っており、購入する際は自分のお財布の中身と相談しながら、適切な量の金地金を購入できます。1グラムが1万5300円だとすると、最小の5グラムで7万6500円になります。
ただし、金地金の場合、サイズが500グラム未満の場合、別途手数料がかかってきます。最小サイズである5グラムの場合、国内大手地金商だと別途手数料が4400円ですから、7万6500円+4400円で、合計8万900円が必要になります。
手数料率も5.75%と割高になりますから、金地金を購入する際には、出来るだけ大きなサイズを求めるのが良いでしょう。
いわゆる「金貨」のことです。
コインには、投資用の「地金型コイン」と、「収集型コイン」がありますが、一般的に広く販売されているのは「地金型コイン」です。
収集型コインは希少性が高く、アンティークコインなどを扱っているコイン専門店での取扱になります。多くは100年以上前に発行されたものなど、古くて希少価値が認められているものが中心になります。
地金型コインは現在、8種類が存在しています。
金の先物取引は、簡単に言えば「先」に価格を決めて、後から「物」の受け渡しを行う取引のことです。
たとえば現在の金価格が1グラム=1万5000円として、半年後に期限が到来する先物の価格が1グラム=1万5500円だとします。
この半年後に期限が到来する金先物を1グラム=1万5500円で買ったとしましょう。そして半年後の金価格が1万6000円に値上がりしていたとしても、この先物を買っている人は、1万5500円で1グラムの金を購入できるのです。
ただし、1万5000円に値下がりしている場合は、だからといって取引をキャンセルすることはできません。その時は1万5000円の金を1万5500円で買わなければなりません。これが先物取引の大まかな仕組みです。
金先物取引は、1キログラム単位の金を売買しますが、実際の売買には、1キログラムを買うのに必要なお金を全額入れる必要はありません。
仮に1グラム=1万5000円だとすると、1キログラムは1500万円になりますが、それを取引する際には「証拠金」を入れるだけで良いのです。
なぜなら、先物取引はあくまでも一定期間後に、いくらで売買するかを約束するだけの取引だからです。
証拠金の額は変動しますが、現時点では46万円で取引できます。ただ、それは46万円で1500万円の取引をするのと同じですから、32倍のレバレッジが架かっていることになり、それだけハイリスク・ハイリターンの取引になります。
いずれも「投資信託」のスキームを用いた投資法です。
金鉱株ファンドは、産金国の金採掘会社の株式を組み入れて運用する投資信託です。したがって、金価格に連動するというよりも、金採掘企業の業績に応じて変動する株価に連動すると考えた方が良いでしょう。
ただ、基本的に金価格が上昇すれば、金採掘企業の業績が向上して、その株価も値上がりする傾向があるため、長期的には似たような値動きになります。
金ETFは東京証券取引所をはじめ、海外の株式市場などでも上場されている投資信託で、実質的に金を組み入れているのと同じ投資効果を目指します。
金ETFのメリットは、証券会社の口座を持っていれば、株式を売買するのと同じ感覚で売買できることです。ただし、金の現物取引のように、現物を手にすることは基本的に出来ません。
金(ゴールド/GOLD)投資には多種多様な選択肢があり、魅力的な利益を得られる可能性があります。
高レバレッジ取引が魅力の海外FXでも注目度は高く、金取引人気はこのまま続いていきそうです。
少額で大きな利益となりえる高レバレッジ取引ですが、ハイリスクも伴うことを忘れないようにしましょう。特にFX初心者のうちはおすすめしません。
リスク管理を怠らず、慎重な投資を行うことが長期的な利益に繋がります。